掲載ありがとうございます。
トランプ大統領が直面している問題が、
日常生活で直面する問題と似ていて、
解決策も似たものになるというのは、
一つの不思議な現象です。
世の中には、様々なことをする人がいてますが、
彼らは、御多分にもれず、問題に直面します。
それらの問題は、別の業界の人の問題と似ていたり、そのままだったり
するわけです。
ならば、それらの問題の第一は何なのか。
一番、うえの問題があって、そこから、枝分かれしていろんな問題が
存在するんじゃないのか
そう考えた人がいたそうです。
ギリシアの哲学者は、結局、各ポリスの繁栄のため、
日夜、議論することを求められました。
ですので、技術力では、現代社会に劣っていても、
そういう哲学的なことについて、各構成員は、はるかに凌駕する
知見を身に着けていました。
ところで、一番上の問題は何でしょうか。
これは、要するに、
人間は何のために生まれてきたのかという問題だと
帰結されたそうです。
ギリシア哲学者たちは、
結局、ある命題に対し、
反論する役割にあえて徹する人と、擁護する人とにわかれて、
まあ、議論をゲームのようにして、命題の解を求めていくという
そういうことをよくしました。
この人間は何のために生まれてきたのかという命題は、一見、
何の役にも立ちそうにありません。
しかし、彼らの、最も、主要な、最も根幹になる命題は何なのかという
命題への探求の中、どうも、これだと帰結されたのです。
なぜなら、結局、
人がばりばり何かをする、働いたりするには、
そこに、動機がなければならないのです。
この動機について、かれらは、形而上学であるとし、
動機の探求を非常に重んじました。
今でも、経営学の主要な命題、
従業員のモチベーションを上げるというところで、通じてきます。
ギリシアの哲学者は、この動機の探求から、
このような定理を見出したのです。
つまり、人は、皆、赤ちゃんから始まります。
その後、様々な環境で、親の愛情を受け、育ち、教育を受け、
様々な因子の影響を受け、成人し、社会人となるのです。
そのような中、彼らは、善良な人間ほど、
高い倫理感を持つものほど、
宗教的な要素が高いという法則を知りました。
周りに迷惑をかけるような人間は、自己の利益しかもとめず、
責任感は、稀薄でした。
しかし、宗教的な人間は、
宗教でよしとされる、行動規範にのっとり生活し、
家庭を営み、社会の構成員となりました。
結局、宗教をつきつめると、
(これは、非常に興味深い研究です)
彼らは、人生観というひとくくりのカテゴリに行き着いたのです。
結局、人生とはなんなのか
なにをしにうまれてきたのかということへの知見です。
結局、よい社会をうみだすには、よい宗教が必要であり、
その宗教は、この何をしに、生まれてきたのかということについて教えるものであると
そう帰結したのです。
従い、あらゆる命題の第一の命題は、それになったのです。
現代社会において、この第一命題の認識は稀薄となっています。
様々な必要性を満たすことが主目的となっており、このことが大事だと認識する人は
ほとんどいないのです。
このような状況を、古代ギリシアの哲学者は、
命題のるつぼであるといいました。
結局、当然、知っているべき命題についてわからない状態になってしまうという
問題があるというのです。
この命題のるつぼに現代日本はあるのです。
ところで、この第一命題は、いろんな社会でも第一命題となりえます。
つまり、その社会はなんのためにあるのか、何のためにその社会に属しているのかという
命題です。
これが明確な人ほど、よい解であるほど、
その社会はよいものとなり、よく貢献するということが知られています。
結局、よい解をもつのは、人生の第一命題がよいものである人であることが多いということです。
なので、人生の第一命題が最も大事な命題だと、ギリシアの哲学者たちは言ったのです。
リーダー論について、話しましたが、
結局、リーダーの必須要件の一つは、
自分がしきる組織の目的について、よい解をもっているということです。
いろんなよい会社は、この存在意義について、面白いことを言ってたりします。
そんなんなくても、金もうけはできるだろうとおもわれがちですが、
しかし、この理念があるので、モラルが生まれてきたり
上下関係の秩序が生まれたりするわけです。
現代社会の会社のこのような存在意義も、
結局、古代ギリシアで、研究されていたことだったりします。
人生の第一命題の知見の変化が、人生を変えたりします。
同様に、所属する、社会、組織の第一命題の知見の変化も、人生を変えます。
よって、人生でぶつかる問題の解決手段のひとつはそれだったりします。
組織の問題の改善策の有力なものの一つは、その知見を各構成員に持たせることだったりもするそうです。
第一命題の知見が、人生を変えるのは、ドラマチックです。
高い倫理観を受け入れ、責任感の強い社会人が誕生するのは、
不思議な現象です。
現在は、命題のるつぼの状態。
古代ギリシアでもっとも肝要であるとされた命題の重要性が認識されていない状況なのです。
彼らは、第一命題の探求が、人生の若いうちにするべきことの第一であるといったそうです。
ただ、ラーメンを売るだけなのか
それとも、そのラーメンで、お客さんを健康にしたいのか
あるいは、そのラーメンで、お金儲けをして、世のために使いたいのか
あるいは、そのラーメンで、お客さんを感動させて、喜んでもらいたいのか
第一命題が違うだけで、差異は、大きくなるのが通例です。
まずは、第一命題。
これが、経営の大定理でしょう。
また、霊感を受けました。
よろしければ、掲載してください。
哲学についての、霊感が最近、降りてきてます。
山本さんが掲載するかしないか次第ですが、
もししてくださるのであれば、読者のみなさんの
日常の問題に対して、ヒントになることをお伝えできるのではと感じてます。