人の体には自律神経があります。
自律神経とは、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するための神経です。
一日中、休むことなく働いています。
活動的に動く昼間に活発になるのが交感神経です。
安静時や夜のリラックスするときに働くのが副交感神経です。
その2つのバランスがうまくいかなくなるのが「自律神経の乱れ」です。
自律神経をコントロールする方法はいくつかありますが、呼吸法が一番簡単です。
呼吸法というと、副交感神経を優位にするリラックス系のものが多いです。
ゆっくり深呼吸するのは、リラックス系の呼吸法で、副交感神経を優位にします。
今日、紹介するのは、逆です。
つまり、交感神経を優位にするものです。
元気がないとき、眠いとき、人前でプレゼンをする、試合の前、など気合を入れたいときに行うのがいいでしょう。
鬼滅の刃で「日の呼吸」というのがありますが、それではなく「火の呼吸」です。
それでは具体的な方法です。
まず、立っていても座っていても良いので、背筋を伸ばしましょう。
そして、「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と短く10回くらい、息を吐きます。
そのときに、腹式呼吸を意識して、腹筋に力を入れてください。
吐く息に合わせて、軽く拳を握ったほうがより効果的です。
犬が呼吸するときのように、短くハッ、ハッ、ハッというのがコツです。強めに腹からです。
和田アキ子を思い浮かべてもいいかもしれません。「あの頃は」の次です。それくらいの勢いで。
それだけです。簡単すぎて笑えるでしょう。
ヨガの本格的な火の呼吸法は、面倒なので、省略します。
僕も正式にはできませんし。
これは簡単なのに効果絶大です。試してみてください。
気合が入っていくのがわかります。