アメリカとインドで、いくつかのストーリーを読んでもらったそうです。
ストーリー内の行動が、間違っているか容認できるか、彼らに判断してもらいました。
非常に興味深い結果がでました。
文化の違いを楽しみましょう。
インド人とアメリカ人がともに間違っていると判断した行為
1 ある男性が散歩中、道端で寝そべっている犬を見つけた。わざわざその犬に近づいて蹴飛ばした。
2 父が息子に「テストでいい点を取ったら、万年筆を買ってやる」と言った。息子はいい点を取ったが、父親は何もしなかった。
アメリカ人は間違っていると、インド人は容認するとした行為
3 既婚の若い女性が夫に何も言わずに一人で映画を見に行った。夫はもう一度同じことをしたら殴ると言った。妻は同じことをしたので、夫は妻を殴った。
4 ある男には、既婚の息子と娘がいた。この男が死んだあと、遺産のほとんどを息子が相続した。この息子は兄弟の娘に何も与えなかった。息子の行動を評価せよ。
インド人は間違っているが、アメリカ人は容認するとした行為
5 二十五歳の息子が父親を名前で読んだ。
6 ある女性が米を料理して、夫と兄と一緒に食べた。女性の行動を評価せよ
7 あなたの共同体に住む未亡人が、週に二、三回魚を食べている。
8 ある女性が、排便のあとで着替えをせずに料理した。
僕はほとんどアメリカ人と同じような判断をしましたが、5だけインド人に近いかな。
自分の父親をファーストネームで呼ぶのは、ちょっと馬鹿にした感じがしますよね。
道徳は、どの社会でも基本的に通用する善悪の基準です。
慣習は、ある地域特有のやって良いことと悪いことの基準です。
上段が、道徳に反するのは間違いないですね。
中段、下段は微妙です。
インドでは、食物、性、衣類、男女の役割について、慣習ではなく道徳的な問題だと判断してるそうです。
この先は、アメリカ、日本、インドは密接な関係になっていくことが予想されます。
だから、相手の文化を知っておくのは大事なことかも知れませんね。