戦略と戦術という言葉があります。もともとは軍事用語ですね。
戦略は、戦いに勝つための大局的・長期的な計画です。
戦術は、具体的な兵士の戦い方です。
会社で言えば、経営者の考える経営方針が戦略で、従業員が具体的にどうしたら売れるのかを考えるのが戦術です。
どちらも大事ですが、レベルの違う議論です。
戦略は抽象的、戦術は具体的です。
人生設計する場合も、もちろん国家の運営も、この両者が必要になります。
日本は技術大国といわれた時期もありました。いまもギリギリそうかな。
日本は具体的な戦術は得意ですね。しかし、長期的な戦略を考えるのは苦手です。
方向性があいまいだと、どんなに技術が優れていても、ダメでしょう。
技術はパクられます。だから、しっかりとしたビジョンがないといけません。
それでも、経営は、一応、儲けることが目的ですから、戦略は考えやすい。
しかし、僕たちの人生の戦略は、人生の目的が分からないと決められません。
いきなり人生の目的はなんだと聞かれても、わかりませんよね。
そういう場合、いい方法があります。
あと10年後に死ぬとしたら、今何をやりたいのか?と問うて見るのです。
そうすると、自分の本当にやりたいことがわかります。
そして、それを達成するためにどうすればいいのか計画を立てます。
これが戦略です。
たんなる思考実験ですが、人生の目的を考えるのに、死を考えるのは良いことかもしれませんね。
今日は、戦略と戦術の違いを書きました。
もう少し突っ込んだ話をしたかったのですが、長くなるのでやめておきます。
この続きは、また後で書こうと思います。