こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

諦めていないのなら、まだ待つ

2009年11月06日 15時42分11秒 | Weblog
春先に、ブランド化を進める予定となっていた某産地があるのだが、それ以降、その産地からは一切の連絡が無いままとなってしまっていた。

ブランド化をするのか、しないのかについては、全て産地側の考え方のため、ずっと気にはなっていたのだが、自分からは連絡をしないでいた。

ところが今日、事前の連絡もないまま、いきなり産地から訪ねてきたのだ。

話を聞くと、産地側としては、しっかりとブランド化を目指して、色々と努力をしていたようなのだが、自分が提案していた、他の地域との差別化について、納得がいく内容にならなかったために、連絡することができなかったというのだ。
それなら自分としては、「電話でも良かったのに」と思ったのだが、産地としては「それでは申し訳ない」ということだったらしく、ようやく東京に出て着る機会があったので、急きょ足を伸ばしてきたというのだ。

でも話を聞いて、連絡してくれなかった理由も判ったので、ひとまずホッとしている。

頑張っているのなら、努力を続けているのなら、今年デビュー出来ないとしても、自分としては「まだ待つ」という思いになっている。
なぜなら、他の産地よりも1歩出遅れてしまったことについては、正直言って辛いのだが、それでも、まだまだ、いくらでも挽回出来るチャンスはあると思っているから。
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佐賀米の販売計画を変更する

2009年11月06日 15時17分15秒 | Weblog
昨日、本当に久しぶりに佐賀県から訪問があった。

そこで、今年の銘柄米の出来などを聞いて、思い切って佐賀米全体の、販売計画を見直すことにした。

まず、一時期はスズノブの看板にまでなった「あうちヒノヒカリ」を、今期いっぱいで栽培を中止してもらうとともに、販売も中止することにする。
その代わり、中止した水田を、佐賀県で新しく誕生した「さがびより」に、全て変えてもらう予定として、ブランド名は「あうちさがびより」。
「さがびより」かが入荷してきた時点から、徐々に消費者に紹介していき、移ってもらうことになるだろう。

次に、長い間販売を続けていた「上場コシヒカリ」についても、9割以上を販売中止にして、全量を山間地棚田の「天川コシヒカリ」に移行する。
「上場コシヒカリ」については、年間契約をしていないため、「天川コシヒカリ」が入荷した時点で、一気に消費者に紹介していき、移ってもらうことになる。。

さらに、地域指定をしていなかった「ひのひかり」についても、今年中には販売を中止していく予定で、この銘柄米を求めていた消費者については、有明海側で栽培してもらっている、佐賀県のオリジナル品種「天使の詩」をすすめていくことになる。

佐賀県のオリジナル品種の「夢しずく」については、今までと同じ用に栽培してもらい、同じように販売も続けてもらう予定。ブランド名は「あうち夢しずく」のまま。

11月中旬には、産地から全ての銘柄米が届くので、その時点で、次月に販売計画を変更していくとともに、若干の価格修正もすることになる。
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ダメだ、この味じゃ

2009年11月06日 15時05分54秒 | Weblog
産地からサンプルが届いていて、今日の昼食に合わせて試食をした。

このお米は、生産者から直接取り寄せているもので、熱心だし栽培技術も持っているので、自分としては安心して仕入れることができる銘柄米である。
しかし、試食したものは、やはり「これじゃ」というものだった。

なぜなら、この産地は今年は天候に恵まれず、全国で最も悪い作況となってしまったのだ。
その現実からすれば、「よくここまで作ってきた」と誉めたいところなのだが、自分が食べるわけではなく、消費者が食べることを考えると、辛い決断をしなければならなくなりそうだ。

でも、全量キャンセルというのは、あまりにも生産者に対しても、厳しい現実となりすぎてしまうので、2銘柄米のうち、1銘柄米は全量引き取り、もう1銘柄米については半分を引き取ろうと考えているのだが、生産者は納得してくれるだろうか。
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