1、前述の「食事しだいでがんは防げる」を参考にして、食事の方向性を決める。
食品・栄養とがん予防との関係の表から(p17) 乳房の場合、アルコール、肥満は、リスク増大がほぼ確実。野菜、果物は、リスク減少がほぼ確実、食物中のカロチノイド、食物繊維、運動はリスク減少の可能性ありと出ていました。
もうできてしまったがんを大きくしないために、野菜ジュースをいっぱい取り、肉、あぶら、塩を減らし、玄米菜食を基本にするのは、方向性としては間違っていないようです。
この当時は、塩ががんに直接影響があることを知らず、塩は6g以下にして、漬物をやめ、みそ汁は週1度ぐらいにしていました。また、あぶらは、バターや揚げ物をやめ、オリーブオイルを1日小さじ2杯までと決めて、その範囲で炒めものや焼き物を作りました。あぶらを全く入れないでコールスローを作ると、きしきしして食べにくいですが、ほんの少し使えるだけで変わります。あぶらがおいしさのもとなのかと実感しました。
このころ、がんを大きくしないという目標があったので、食事を変えることがつらいとは思いませんでしたし、アリミデックス(ホルモン剤)と一緒に戦おうと気持ちのほうが強かったのです。
さらに、毎日30分ぐらいの散歩もすることにしました。