なーんちゃってゲルソン食日誌:08年7月炎症性乳がんと告知され崖っぷち体験をしましたが転移もなく15年半生きています

告知の日からジュースをたくさん、肉抜き塩抜きあぶら乳製品抜き、玄米菜食の食事療法を続けています。がんの食事療法あり。

ホルモン剤の効く確率、1%?

2012-08-24 20:11:25 | 健康・病気

1、 08年7月から乳がん治療として、ホルモン剤治療が始まり、5か月経過。手術の予定が12月と決まり、血液、CT、肝臓エコー、心電図、肺機能の検査を受ける。もし、CTで転移がわかったら、完治があり得ない。乳房を取るメリットがないので、手術はせず、大きくならない治療に切り替えるとのお話。

 翌週、結果が出る。肝臓に血管腫があるが問題なし。血液、肺機能など健康そのものと言われ、乳がんがあるのに複雑な心境。CTにも何もなし。これで手術に進めそう。

 ところで、この12月のCTの検査結果を、7月のCTのと並べて見ていた先生が、何度も見てから、くるっと私のほうへ向きを変え、しっかり目を見て、

 「(ホルモン剤が)効いてるよね!!」とおっしゃるのです。何と答えたらよいのかわからず、

 「物理的には、胸がなくなりました。」と答えました。

もともと、口の悪い友達に、洗濯板に干しブドウと言われたぐらいの胸の、時計でいうと、12時から7時ぐらいまでが、ペタッとなくなってしまったのです。ホルモン剤が効いているんだ。70%に入ったのだと思っていました。

2、その次の週、先生が、手術の内容を説明した後で、

「炎症性乳がんに、ホルモン剤の効く確率は、1%なんだよ!!」とおっしゃる。

 あまりにびっくりして、何と答えたらよいのかわからない。

3、帰りの電車に揺られながら、少し落ち着ついてくる。そして、人が生きるか死ぬかというギリギリのところで、1%に入るなんて、なんてラッキーなんだろう。一生の運をここで使ったとしても文句はないなと思いました。

 でも、だんだん落ち着いてくると、私はそんなに運のいい人間ではないし、どちらかといえば運に見放されている部類に属する。そうだとすると、これは、ひょっとしたら、食事かも・・・、試行錯誤の食事療法が、ホルモン剤を後押ししてくれたのかも…と考えるようになりました。

 この1%事件が、ずっと食事療法を続ける力になるのです。

4、そして、右乳房全摘出、同時再建手術、抗がん剤、放射線と治療が続きました。

 

 

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