「こんな旅が広告に出てたよ」
お客様よりメールが届きました。
最近うすうす気づいていたこと・・・
「大手の旅行社さんも国内のこだわりの旅を始めたんやね」
いやいや厚かましい。
もちろん昔からされていたでしょうが、最近とみに
力をいれて来られたのがわかります。
目立ちますよね。
地球規模の複雑なご時世で、海外ツアーが低迷することに加え、
バス代の改定で、安価なバスツアーが淘汰されたきたこともあるでしょう。
先のメールのお客様のお声。
「こんなゆとりのある旅、大型バスツアーばかりで、
この旅行社では今まではなかったのに・・・けっこう良い旅だなと思って、、、」
そして、
「魅了的だから銀ステさんで企画してよ」
・・・・泣いていいですか？
その旅行社さんの旅に参加する選択もあるのに・・・
多分、この手（ゆとり？こだわり？）の旅を大手さんがされたら
私たちは太刀打ちできない。
仕入れ段階で、大量の見込みがある場合と、
一年に一回あるかないかレベルの当社では、
ぐっぐっと基本料金に差がでます。
数を出せるツアーは安く仕入れることができるから基本料金が抑えられますよね。
企画力勝負！といっていても
同じツアーなら安いにこしたことはない、当たり前ですよ。
こだわりだから、付加価値があったのに
こだわりなのに、手ごろな値段だったら・・・・
これは勝てないな・・・
今日は、別のお客様から、
「海外も怖いし、日本でどっかエエとこ行く方がええな」と
ご相談がありました。
それでも、見聞欲のある方で、こんな情勢の中でも
「海外はどこがええか、あんたから勧めてよ」と言われ・・・
私、確かに口籠りました。
全く、的確な情報が即答できませんでした。
そしたら、その方、
「ほんま、どこ行ってええか今はわからんな。萎えてくるわ。
でもまた教えてよ。ええとこあったら。
商売にならへんのに、ありがとさん！」
結構、おもむろにチンと電話を切られました。
らしいな。
銀ステ自らの道をいっているつもりでした。
そしたら、社会情勢も変わり、人の旅への思いも変わり、
何がいいのかニーズも変わり、
あれこれ、こだわっていたつもりが、
どこも、かしこも「ゆとりの旅」を手掛けていて、
しかも、すごくいい旅。らしい。
そう、お客様に教えていただきました。
井戸の中の蛙となりそうな場面でいつもお客様に助けられます。
旅行社もですが、旅する旅行者も
ますます「選ぶ」時代に入ってきました。
銀ステは、太刀打ちできるでしょうか。
ゆとりある旅が、今後ますます氾濫するようになったら
また、数ある中で淘汰されるのでしょう。
先のお客様が
「おんなじ旅を、銀ステさんで」と
支持してくださる理由が、鍵なのかもしれません。
と、手っ取り早く試金石を求めて、
「なんで銀ステに？」と
皆さんにお尋ねしても
「さあ、なんでやろね？？？」
どなた様も、わからないようです・・・
ないのか？！
どうも安泰の日は遥か遠いようです。
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