銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

台風一過

2015年07月18日 | Hの生きる喜び、それは

近畿圏内各地で、被害が遭ったようですが、
皆さまのお住まいは大丈夫でしたでしょうか


昨日の宝塚は、これでもかというほどの大雨
帰り際、電車からチラッと見えた武庫川や仁川が
見たこともない水位まで達していて、ゾクッとしました

今朝、気になったので、朝から武庫川を見に行ったら、

いつも自転車で駆け抜ける河川敷のサイクリングロードが水没

ついでに今朝の仁川はこんな感じ

実際、水が流れているところなんてほとんどない川がここまで氾濫(反乱?)していました

ところが、午後になると、青空がのぞいてきてスッキリ晴れ!
大雨でくすぶっていることを思えば、猛暑がかえって心地よく感じます

台風一過とは、台風が通り過ぎたあと、空が晴れ渡りよい天気になること
転じて、困難がおさまり、晴れ晴れとすること

だそうです

そうでした、今、私は、いえ、スタッフ全員、
困難、というか抜け出せないあなぐらの中でもがいている最中
そう、頭の中は、あの今朝見た武庫川の濁流のような感じ

連休明けは、今月号のパンフレットの原稿入稿日

OMG!時間がない!

今回の銀のステッキを襲っている台風は(も?)、超低速・超大型のようです


この青空のように、台風一過となりますように・・・

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■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
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丸橋デビュー

2015年07月16日 | のほほん同志Aの日常

「ワレこそ、どこ停めとんじゃ~!!」

夜の関西空港に怒声が響きました。

宝塚の植木の町、丸橋の皆様の5年に一度の旅行。
今回はじめて銀のステッキをご利用いただき、
3日間の北海道旅行にご一緒してまいりました。

44名もの参加者は、ほとんどが初めてご一緒する方々。
しかも皆さん、穏やかな紳士淑女とお見受けしました。

わずか3日間のことです。
素行がばれていないのをいいことに、こちらも
「感じのいい、そして上品な添乗員」(自分で言います)の仮面を、
きっちりつけて過ごしました。

無事、知床や網走を巡り、女満別空港で北海道とお別れして降り立った夜の関西空港。

あとはチャーターしたバスに乗り込んで、一緒に丸橋まで帰るのみでしたが…。

私たちを迎えにきてくれたバスは、停車スペースがなく立ち往生。
というのもバス乗降所では、前方に大きくスペースを残してマイクロバスが停まっていたのです。
もっと詰めてくれれば、あと1台ぐらい入れるのに…。

やむなく道路の脇に寄せてバスを停めてもらい、
大あわてで、44名のお客さまとともに乗り込みました。

人数確認もして、ほっと一息、
マイクを持って、「それでは出発します」とアナウンス。

バスが動き出し、例のマイクロバスの横を通過する際に、
うちのドライバーさん、ひとことかまさずにはおれなかったのでしょう、
窓をあけて、こう言ったのです。

「なぁ、オッちゃん、もうちょっと前いってくれんと困るで~」

しごくまっとうな「注意喚起」でしたが…

――相手の運ちゃんは腕を振りまわし、激昂しました。

で、冒頭の、「何ぬかすねん! ワレこそ、どこ停めとんじゃ~!!」 です。

思わぬ怒声に、凍りつく車内。

こういうとき私はキョトンとし、次にぷっと吹き出しそうになります。
あかん、あかん、と心のどこかで声がしましたが、つい地が出ました。

「皆さん、大阪に帰ってきましたね~」

お客さまから、笑いが起こりました。

調子にのって、「なんかホームに帰ってきた気がします~」と付け加えると、

それを受けて、幹事さま。

「おう、文句あったら引きずり出してやれぃ!  こっちは網走帰りじゃ~!!」

車内、やんやの拍手。
あれれ、紳士淑女と思っていたけれど…?

どんな恋も3年で冷めるというけれど、
どんな仮面も、どうやら3日が限度のようです。

楽しい3日間でしたが、今度はお互い仮面を外してご一緒できますように。
きっと、もっと何倍も楽しくなりそうです。


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産休中の今、ご報告

2015年07月15日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

 
気温の高い日が続き、”熱中症”の言葉を多く目にするようになりましたが、
皆様お変わりございませんか?

私はと言いますと、地元、龍野に戻りのんびりとさせてもらっていました。


その中で、こんな出会いがありました。

それは、今年4月上旬、下旬、5月の半ば・・・

と生まれた友人の赤ちゃんたち。

私の最初の感想はというと、


あれ?どの子も思ったより小さい、本物の赤ちゃんだ!
・・・今から出産する身とは思えない感想でした。

その中で、双子が一組。
あっちでおっぱい、こっちでオムツとお母さんは大変そうで、
私は、泣いた、泣いた、とあたふたとしかできませんでした。

そら泣くよ。
とお母さん(私の友人)に言われながら、
全く赤ちゃんに慣れてない自分がそこに…

無力、知識のなさを実感し、
で、どうしたらいいの?と友人たちを質問攻めにしたのでした。


本日、検診へ行ってきました。
37週目に入り、赤ちゃんも元気で、
もういつ生まれても大丈夫と先生のお墨付きをいただきました。

あとは、周辺の準備をして心穏やかにその日を待ちたいと思います。

と、穏やかに待てる気がしませんが、
母子ともに元気にしております。

 

大型台風が接近中で、明日もかなり暑くなるとの予報。


皆様もしっかりと水分補給をして元気にお過ごしください。

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異形の者たちへ

2015年07月14日 | 見かけだおしNのつぶやき

《人は見えているものと、見えていないものでできている》

ニュアンスはこんな感じだったはず。

あ、そうか、立ち止まって、何度もその言葉を複読してみました。

 

《そして、人間の内なるものと外なるものを突き詰めていくと

自然と異形なるものができていた》

と、そうありました。

 

個人的にも好きな船越桂の展覧会に添乗で行ってきました。

 

ああ、やっぱり好きだな。

白い肌と鳶色の瞳。

どこへ今思いをやっているのか、

どの人物も心ここに在らず、の様子です。 

私が惹かれるのは、その不安定で恍惚の表情。

 

最近の作品は、スフィンクスと呼ばれる

アンバランスともいえる怪物の姿が多く、、不可解。

 

私自身は、少し苦手かも・・初期の作風に戻ればいいのに、

そんな風にさえ思っていました。

 

でも、今回の展覧会で作品に込めた思いともいえる、

彼の言葉、異形誕生のプロセスを知って、感じました。

 

彫刻は、見えるもの、外見です。

でも、一貫して人間だけを彫り続ける、作者の行きついたところは

人の心、目に見えないものだったのでしょう。

人の心を彫る。彫り続ける。

結果、生まれた作品が怪物たちだった。

 

私たちは、目に見えるものに囚われ人ですが、

案外、内なるものは、それぞれに異形なのかも。

それを誰しも内に秘めるのは、人間が秩序を保つために、習得した術であって、

これもまた、人のあり方なのかもしれませんね。

 

私の中のスフィンクス。

 

明日、もう一度、展覧会に行きます。

 

あの異形たちの遠くを見る目の先にあるものが、

少しは見えてくるような気が、、、

いえ、きっとわからないままでしょうね。

【人間の存在は、外から見えているものと見えていないものとの

両方で成り立っているはずだ。

そういう考えからここ20数年作品を作って来た。

それらの作品を人によっては異形と呼ぶ人たちもいる。

ー船越桂】原文のまま

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カムチャッカ、そこは

2015年07月13日 | Hの生きる喜び、それは

ここなら住みついてもいいな
そう思ったのは、海外添乗初かもしれません

元来日本が大好きなので、海外に行っても
すぐ日本が恋しくなってしまう

でも、ここカムチャッカは、日にちが経てば経つほど
去りがたくなってくる国でした

ロシアの極東、カムチャッカ
数少ないパンフレット等には、「花の楽園」「火山の大地」などと紹介されています

確かに、花も山も素晴らしく、撮影してきた写真は数百枚にも及びました

でも今思い起こすのは、カムチャッカの人の控えめでやさしい性格
特に、私たちを案内してくださった、ガイドのアナトゥーリさんは、
数少ない少数民族のひとり、コリャーク人で、お顔はまるで日本人

透き通るような声、風のような立ち居振る舞い、生きとし生けるものを全てを慈しむ心
まるでカムチャッカの精霊のような方でした

ガイドさん(左)、ドライバーさん(右)

私たちへの山や町の案内はもちろん
失われゆく部族の言葉、文化や歴史を教えてくださり
歌や踊りを次から次へと披露してくれました
彼が話している間は、周囲は不思議な空気に包まれるのでした

フラワーガイドのダーチャ(夏の家)=夏の別荘のようなものを
訪れた際も、家に上がらせてもらい、紅茶とお母様手作りのクレープをいただいていると
家に帰ったような心地よい時間が流れ、
ロシアに来ているということを忘れてしまいそうでした

ひとことで言うと、居心地のいい国
花や山はもちろん素晴らしく、珍しい動物たちも多いのですが、それだけを目当てに行くのではなく、
そこに暮らす人々がどんな歴史を紡いできたか、地元の人とどれだけ関われるか、
それを実感することが、カムチャッカという国を訪ねることだと思いました


(ダーチャでお世話になった、アンナさんファミリー)

今は、心地よい疲れに包まれています

明日は代休
ゆっくりとカムチャッカの写真を整理して、もう一度空想旅行を楽しみます

追記------------------------
現在のカムチャツカ半島の人口はおよそ34万5千人。
そのうちのほとんどがロシア人であり、少数民族は全体の4.7%。

・コリャーク人(8743人のうち、自分の言葉で話せるのは2549人: 29.2%)
・イテルメン人(3180人のうち、自分の言葉で話せるの15人: 0.47%)
・エベン人(2530人のうち、自分たちの言葉が話せるのは1108人: 43.8%)
・チュクチ人(1412人のうち、自分たちの言葉が話せるのは863人: 61.1%)
・アレウト人(452人のうち、自分たちの言葉が話せるのは3人: 0.7%)

残念ながら現在少数民族の文化と言葉は急速に失われており、通じる言葉は全てロシア語になっている。
そして昔からの伝統的な暮らし方もだんだん忘れられている。
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