ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

播磨風土記は平安時代後期の写本で,巻物でした。

2015-10-17 09:50:13 | 歴博
昨日は,歴博ボランティアの日。

埼玉県から来られたご夫婦や茨城県から来られた方ともお話しができて楽しかったです。

先日から歴博では,特別陳列『播磨風土記』をしています。

“風土記”というと,奈良時代天平文化と誰もが思うでしょう。
そうなんですが,原本が残っているとは限らないのです。
今残っている播磨風土記は,平安時代後期の写本でした。
三条西家で秘本とされていたものが,江戸時代,特に幕末になって,写されたり,研究されたりするようになったそうです。

なにより,びっくらぽん!!(すみません,朝ドラ「あさがきた」に今凝っているもので・・・歴史好きとしては,おもしろくてたまりません。)

本ではなく,巻物であることです。

私は勝手に,“本”を想像していました。
もちろん,幕末の写本の写本は“本”です。
でも,平安時代後期の三条西家のものは巻物です。

じゃあ,他の風土記は?古事記や日本書紀は?もしかして,源氏物語や平家物語も巻物?
いつから“本”が普通になったの?

鎌倉幕府の記録『吾妻鏡』は?貴族の日記は?

きりがないですね。

新たな課題を見つけてしまいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする