人間は馬鹿です・・・NHK「新・映像の世紀」

さっき，NHKの「新・映像の世紀１」をやっと見ました。（録画していました。）

一言で感想を言うなら，
「人間は馬鹿です。」

科学は戦争に使いました。
戦争は次の戦争を作るタネを残しました。

フセイン・マクマホン協定：オスマン帝国内のアラブを独立させてあげます。
　　　　　　　　　　　　　反トルコの独立運動を起こしてください。
　　　　　　　　　　　　　だから，イギリスに協力してね。
　　　　　　　　　　　　　・・・アラブは独立できませんでした。
バルフォア宣言：イギリスはユダヤ人にパレスチナの地にユダヤ人の国をつくってあげる，
　　　　　　　　だから，イギリスに協力してねって。
　　　　　　　　・・・今も残るパレスチナとイスラエルの問題
　　　　　　　（レーニンにより，ユダヤ人は大量虐殺をされていた。
　　　　　　　　そのユダヤ人が難民となって，パレスチナの地に）
サイクス・ピコ協定：いえいえ，オスマン帝国領は，連合国で分けましょう。

よく，世界史の勉強で出てくる“イギリスの3枚舌”です。
協定の名称は出てこなかったけど，この番組ではわかりやすく説明していました。

NHKのホームページによると，かつての「映像の世紀」もデジタルリマスター版で再放送されるそうです。

はっきり言って，こわい，いや，気分が悪くなりそうな映像もありますが，しっかり見たいと思います。

勉強になりました。


PS.今，田中優子氏の『カムイ伝講義』を読んでいます。
江戸時代の民衆の懸命に生きる姿が印象的です。
いや，前を向いて生きる姿，進歩していく姿・・・でしょうか。
この本については後日。

もう1つ：大覚寺の寺宝展を楽しみにしていましたが，今年は行われないそうです。残念です。