ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

姫路文学館「怪談皿屋敷のナゾー姫路名物のお菊さんー」

2018-05-18 15:09:40 | 日記 博物館・美術館...
今日,5月18日は「国際博物館の日」だそうです。
そんなことも知らず,姫路文学館に行ってきました。
(常設展は無料でしたが,特別展は無料ではありません。
 ちなみに,私は招待券を持っていました。)

「怪談皿屋敷のナゾー姫路名物のお菊さんー」
見てきました。
(姫路市内に住んで半世紀以上にもなるのに,
 実は,お菊さんもお岩さんもごちゃごちゃでした。)

その前に,姫路駅の北西方向にある
十二所線神社に立ち寄りました。
ここには,お菊さんを祭る於菊神社もあるのです。
ここで,お参り。
そして文学館へ。

お菊さんのおはなしは,
播州では,戦国時代。(話の詳細は省略します。)
殺され井戸に捨てられたお菊さんが,お皿を数えます。
「1枚,2枚,・・・1枚足りない,1枚足りない。」
(そのお皿は,実は隠されていた。)

と,思いきや,
いろんな話があるのです。

播州皿屋敷,番町皿屋敷(江戸)というだけではありません。

お菊さんが1枚お皿を割ってしまったから,殺されて,
お皿を数える。
だけでもありません。

ご飯の中に,縫い針が入っていた。
(もちろんお皿は数えません。)
でも,お菊さんです。

姫路や江戸だけではありません。
全国に似たような話があるのです。
播磨,いえいえ,姫路の中だけでもいろいろあるのです。


あとで,ボランティアさんとお話したのですが,
「更地(さらち)」(皿につながる)
「聞く」(お菊につながる)
何か特別なものがあったのかもしれません。

は,と思い出しました。

妖怪の話と同じですね。
畏怖の念が,面白おかしくに変わる・・。

そうです。
お菊さんも江戸時代以降の歌舞伎や浄瑠璃,落語につながるのです。
もちろん,浮世絵も
私の大好きな歌川国芳の絵も1枚ありましたよ。
北斎のは,幽霊の首にお皿が何枚かくっついています。

詳しくは姫路文学館でご覧ください。





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5 コメント

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直下型地震補足 (ATSU)
2018-05-20 17:03:06
気象庁ホームページより

 一般的に「直下型地震」は、都市部などの直下で発生する地震で、大きな被害をもたらすものを指すことが多いようですが、「直下型地震」に地震学上の明確な定義はありません。

 陸域で発生する浅い地震の規模は、海溝付近で発生する巨大地震に比べて小さいことが多いのですが、地震が発生する場所が浅いために直上では揺れが大きくなりやすく、そこに人が住んでいた場合は、マグニチュード6~7程度でも大きな被害をもたらすことがあります。

とのことでした。
自分の勉強のためにここにメモしましたが,お菊さんのところなので,地震のことを書いているところにも貼り付けます。
お邪魔しました。
返信する
私も知らないことだらけです。 (ATSU)
2018-05-20 06:03:33
雪花さま,ありがとうございます。
雪国とのことでしたが,北海道だったのですね。
私は一度も北海道に行ったことがありません。
子ども同士仲が良く,親しくお付き合いしていた方が,北海道の留萌の転勤になったのは,20年近く前です。
北海道も地震が多いですよね。
日本列島,いつどこで地震があるかわかりませんね。
といいながら,5年ほど前,家が頑丈になったこと以外,ほとんど地震対策していません。
直下型地震のことなどを知ったのは,ほんの2ヶ月ほど前です。
2日前まで,姫路市内に50年以上住んでいるのに,お菊さんのこともお皿を数える幽霊・・・ぐらいしか知らなかったし・・・。
また,いろいろ教えてください。お願いします。
返信する
Unknown (雪花)
2018-05-19 17:41:33
コメント拝見しました。

直下型地震は広範囲で無いと言うことは知りませんでした。地震は多い土地(北海道)に住んでいるのですが、不勉強でした。

お菊の話は、民俗学系の大学だったので、どうしてもそういう方に目がいきます。もっと広い視野をもつといいと思いました。

私も江戸時代の庶民の生活には興味があります。特に通信講座を始めてから。あまり知らなかったのでこっちも勉強です。
返信する
本当は「地震」自体ではありません。 (ATSU)
2018-05-19 10:04:53
こんにちは!
雪花さま,コメントありがとうございます。
何が文学で何が民俗学か私にはよく分かりませんが,姫路文学館の展示では,いろんなお菊さんのことを書いている本をたくさん展示していました。
ボランティアさんも
「歴史的に言えば,本当にあったことかどうかはわからないし,作られたことかもしれません。でも,本にはいろんなお菊さんが載っています。」
というようなことをおっしゃっていました。

さて,地震ですが,
阪神淡路大震災に私や家族が直接的な被害を受けてはいません。親戚や友達まで広げると,いろいろあります。
阪神淡路大震災は,安政江戸地震同様,直下型らしいのです。だから,範囲が狭いのです。
(南海トラフの地震は範囲は広い。)
同じ兵庫県内ですが,姫路市は震度4でした。
でも,かつて毎日通っていたし,親戚もいて,友達もいる神戸は特別。阪神淡路大震災は地震の中でも私にとっては別格です。
でも,私が知りたいのは地震自体ではありません。
そこにいた人々です。
できれば,江戸よりも地域の人々。
武士などではなく,一般の人々です。
果たしてどこまでたどり着けるでしょうか?
ぜひまた感想などお聞かせください。

返信する
お菊伝説 (雪花)
2018-05-18 16:43:57
と解釈していいのでしょうか。
民俗学的な範疇にはいるのでしょうか。おもしろそうです。

地震といえば阪神淡路大震災に遭われたのでしょうか?
地震のことに興味を持ってられるようなので気になりました。
返信する

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