今回の課題は「九助・孫兵衛の親孝行」でした。
貧困のなかで,父母に孝行をした領民を顕彰し,
それを記録にまとめたもの,だそうです。
そこには,「褒美」を与えたことが出てきます。
先日,兵庫県立歴史博物館で
特別展「女たちのひょうご」を見ました。
そこにも,「孝婦はつ褒状」という古文書が展示されていました。
龍野藩が「立町綿屋伝右衛門 女房へ」送ったもので,
(この古文書1枚からは,はつの名は出てこない。)
「極老之両親へ孝心ニ仕へ
奇特成趣・・」
だから,ご褒美として,米2俵下された。
というものです。
そういえば,昨年の課題にも(2019年度解読実践コース第10回課題)
親孝行と兄弟の世話を十分に行ったことに対して,
8代目市川団十郎が表彰され,
褒美として,銭10貫文・・・です。
きっと,よくある政策なのですね。
親孝行をした者を表彰し,褒美を与え,
「親の世話は子がするのが当たり前」
「親孝行しなさい!」ということですね。
ということは,本当は親孝行しない人がたくさんいたということ?
でしょうか?
もっとたくさんの「褒美」の古文書を集めて,
いつごろに「褒美」が多いのか,
もらう「褒美」は年代により変化するのか,
また逆に,親への虐待の例もあるのか・・・
調べてみるとおもしろいかもしれません。
というようなことを思ったので,
NHK学園解読実践コース第4回課題の「あなたの声」に書こうと思います。
「調べてみるとおもしろいかもしれません。」
と書きましたが,
したいことばかり増えて,
時間が足りないので,
当分,調べない・・・と思います。
でも,
「江戸時代の超高齢者(2)
─幕府領直島・宇和島藩・仙台藩1720―1872年史料に見る─(下)」
という,
高木正朗氏の論文を見つけました。
「5-1 虐待をうける老人」
・・・・・
・・・・・
今日は,ここまでにします。
PS.見つけました。
「褒美」関連の古文書。
①NHK学園はじめての古文書サブテキスト『古文書の世界』には,
「孝行奇特者お尋ねにつき返答書」
・・・うちの村には,孝行奇特で,褒美を頂戴するような者はいません。
解説によると,
18世紀末,寛政の改革の時,幕府は人々の精神を涵養するための一策として,
『官刻孝義録(『孝義録』)』を刊行。
そして,
②NHK学園『古文書を読む 応用コース 参考文書集』
『官刻孝義録』
③同じく応用コース 課題文書
『官刻孝義録』
復習します! 2020.10.18
PS.11月21日追記
昨日,第4回添削が返ってきました。
上に書いた内容の「あなたの声」に
先生はコメントを書いてくださっていました。
「褒美には色々なエピソードがありますね。
一番びっくりしたのは自宅の近所に表彰された家がある
受講生がいたことですかね!(広島の方でした)」
だから,NHK学園古文書講座は楽しい。
全国規模だもの。
私からのローカルな情報も
先生がどこか別の人の「講評」に
そっと載せてくれているかもしれません。
知らないところで,「古文書仲間」ですね。
貧困のなかで,父母に孝行をした領民を顕彰し,
それを記録にまとめたもの,だそうです。
そこには,「褒美」を与えたことが出てきます。
先日,兵庫県立歴史博物館で
特別展「女たちのひょうご」を見ました。
そこにも,「孝婦はつ褒状」という古文書が展示されていました。
龍野藩が「立町綿屋伝右衛門 女房へ」送ったもので,
(この古文書1枚からは,はつの名は出てこない。)
「極老之両親へ孝心ニ仕へ
奇特成趣・・」
だから,ご褒美として,米2俵下された。
というものです。
そういえば,昨年の課題にも(2019年度解読実践コース第10回課題)
親孝行と兄弟の世話を十分に行ったことに対して,
8代目市川団十郎が表彰され,
褒美として,銭10貫文・・・です。
きっと,よくある政策なのですね。
親孝行をした者を表彰し,褒美を与え,
「親の世話は子がするのが当たり前」
「親孝行しなさい!」ということですね。
ということは,本当は親孝行しない人がたくさんいたということ?
でしょうか?
もっとたくさんの「褒美」の古文書を集めて,
いつごろに「褒美」が多いのか,
もらう「褒美」は年代により変化するのか,
また逆に,親への虐待の例もあるのか・・・
調べてみるとおもしろいかもしれません。
というようなことを思ったので,
NHK学園解読実践コース第4回課題の「あなたの声」に書こうと思います。
「調べてみるとおもしろいかもしれません。」
と書きましたが,
したいことばかり増えて,
時間が足りないので,
当分,調べない・・・と思います。
でも,
「江戸時代の超高齢者(2)
─幕府領直島・宇和島藩・仙台藩1720―1872年史料に見る─(下)」
という,
高木正朗氏の論文を見つけました。
「5-1 虐待をうける老人」
・・・・・
・・・・・
今日は,ここまでにします。
PS.見つけました。
「褒美」関連の古文書。
①NHK学園はじめての古文書サブテキスト『古文書の世界』には,
「孝行奇特者お尋ねにつき返答書」
・・・うちの村には,孝行奇特で,褒美を頂戴するような者はいません。
解説によると,
18世紀末,寛政の改革の時,幕府は人々の精神を涵養するための一策として,
『官刻孝義録(『孝義録』)』を刊行。
そして,
②NHK学園『古文書を読む 応用コース 参考文書集』
『官刻孝義録』
③同じく応用コース 課題文書
『官刻孝義録』
復習します! 2020.10.18
PS.11月21日追記
昨日,第4回添削が返ってきました。
上に書いた内容の「あなたの声」に
先生はコメントを書いてくださっていました。
「褒美には色々なエピソードがありますね。
一番びっくりしたのは自宅の近所に表彰された家がある
受講生がいたことですかね!(広島の方でした)」
だから,NHK学園古文書講座は楽しい。
全国規模だもの。
私からのローカルな情報も
先生がどこか別の人の「講評」に
そっと載せてくれているかもしれません。
知らないところで,「古文書仲間」ですね。
すっかりご無沙汰致しましたが、ブログはいつも拝見しています。
ATSUさんの何にでも興味を持たれる様子は、とても刺激になります。
私は、NHK学園古文書通信講座解読実践コースは2020年度に入り1回目が返却されてきました。とても難しかったのですが、Aでした。
今2回目をやっていますがこれも難しいです。
いつも、ATSUさんのようにあなたの声に、きちんとしたことを書けず苦戦しています。
秋は地元の博物館で古文書講座があるので受講しています。いつも書いていますが、北海道の歴史は浅いのですが、それでも講師の話を聞くことは勉強になります。
こちらはとても寒くなってきました。冬支度のはじまりでばたばたしていますが、古文書しっかりやっていこうと思っています。
いつも見てくださり,ありがとうございます。
私も昨日,第3回の課題が返ってきました。
第4回は「あなたの声」も書けていますし,もう一度見直して提出します。
第3回はいつも通り,「A」でしたが,ちょくちょく間違えていますので,復習!です。
さて,何にでも興味を持つ(?)(ただし,中世・近世の日本史のみ)私ですが,
北海道の雪花さまにお尋ねします。
お醤油はやはり,濃口ですか?
私たち関西の人間(関西の人間みんなかどうか実はよく知りませんが)は,濃口と薄口と使い分けています。
お魚の煮つけは濃口ですし,大根など野菜の煮物は薄口です。
なぜ突然,お醤油?
それは先日,たつの市立龍野歴史文化資料館の特別展「龍野城下のたたずまい」を見て来て,また,いろいろ興味を持ってしまったからです。
龍野は(「市」の名前は合併して「たつの市」でも本来の旧の狭い龍野は「龍野」)ヒガシマル醤油など,薄口醤油で有名だからです。
今度また,ヒガシマル醤油の「うすくち龍野醤油資料館館」も見学して,また,ブログに書きます。
(少々お待ちください。)
今,姑は小康状態。
今のうち!と近場の古文書めぐりをしています。
雪花さま,古文書講座頑張ってください。
私も自分のできる範囲で古文書学習頑張ります!
おたずねのお醤油ですが、この辺はだいたい濃口醤油のはずです。よそのお宅はよくわかりませんので。
薄口醤油も売ってはいるので、買ったことはありますが、一回か二回使っただけで、悪くしてしまうので今はほとんど使いません。レシピに薄口醤油と書いてあっても、濃い口醤油を少しだけ使うことにしています。
ヒガシマル醤油知りませんでした。売ってるのかどうかデパ地下やスーパーで気をつけて見てみます。
おそらく姫路と北海道では色々のものが違うと思います。文化圏の違いも調べると興味深いものですね。
介護もなさっているATSUさん、ご自分の時間も大切に
してください。
早速お返事ありがとうございます。
やっぱり東は濃口ですよね,しょうゆ。
もう40年ほど前ですが,友達と鎌倉に旅行した時,うどんを食べたのですが,見ただけで,「なにこれ!」と思ったのを思い出しました。
こちらは,うどんは,薄口です。
ざっとネットで調べると,
しょうゆ大手6社
キッコーマン(千葉県野田市) - 2018年時点の国内シェア 28.6 %・・・・
6番目にヒガシマル醤油(兵庫県たつの市) - 2018年時点の国内シェア 3.9 %
とありました。(Wikipedia)
ちなみに,素麺1位は,「揖保乃糸」(兵庫県たつの市)です。(手延べそうめんにおいて,全国シェアの40%,第1位)(「プロジェクトニッポン 兵庫県」井上 猛(兵庫県手延素麺協同組合 理事長))
ふるさと自慢,失礼しました。
この前返却された古文書解読実践コース第3回課題の「講評」に,先生は,
「このコロナで,身近な歴史に目を向ける機会が増えた方が多いようですね。
歴史は近くにも案外あるものです。」
と書いてくださっています。
そのうち,しょうゆ・そうめんでブログを書きます。
今度買ってみてうどんつゆにしてみます。
こちらはうどんより蕎麦の土地です。うどん屋はありますが、そば屋の方が多い。
揖保乃糸買いますよ。夏はそうめんですから。
あったんですね,ヒガシマル薄口醤油!
私は前にも書いた通り,野菜の煮物などに使いますが,おうどんは,そのまま使えるうどんのだしを買っています。トータルしたら,キッコーマンの濃口醤油の方が消費量は多いです。
北海道でも,揖保乃糸なんですね。なんか,うれしいです。
ちなみに,うちの家のすぐ西,徒歩2分ぐらいのところに揖保川が流れています。
龍野はその揖保川の10㎞?15㎞?ほど上流(中流)です。
北海道は行ったことが一度もありません。
行きたいです。
一番行きたいのは,旭川,かな?函館,かな?
北海道物産展(デパートで時々やっています。人気あるそうです。)やおみやげの,六花亭 マルセイバターサンドとじゃがポックルが大好きです。
龍野についてはまたあらためて書きます。
その時はぜひ見てくださいね。
ではまた
介護でいろいろ大変なご様子。学習との両立に頭が下がります。醤油のお話しは勉強になりました。
九州の醤油は濃い口の甘口が多いようです。九州の料理って長崎料理にもみられるように砂糖を沢山使う傾向があるように思います。だからか醤油も甘口で関東の醤油は辛いと言う人が結構います。ただ、薄口醤油は余り店頭に出ていません。余り使わないのかな。
私は薄口醤油が好きで色々使ってきました。混ぜ物が余り入っていないもので関東の淡口醤油を試しましたがイマイチ。去年からヒガシマルの薄口醤油を使っています。店頭で売ってないので通販でまとめて買いました。龍野のお醤油なんですね。素材の味が生きるのでとても気に入っています。
一昔前に東京の四谷にあった済南賓館(ちーなんひんかん)という山東料理(中国料理)を食べに行ったら、そこの女性の御主人が「本当の中国料理は砂糖をつかわない。砂糖は体に悪いでしょ」とおっしゃって古来の体に優しいおいしい料理を出してくれました。それに影響されて料理に砂糖を余り使わないようになりました。
日本料理で砂糖をドバドバ入れるようになったのは戦後くらいからではないでしょうか。戦前は砂糖は高かったし庶民は余り使えなかったと思います。長崎では江戸時代にオランダから砂糖が入っていたから料理も甘いような印象です。九州って言っても広いので一概に言えませんが、甘ければおいしい料理って考えている節があります。薄口醤油はあまり使っていないような印象です。
P.S.NHK文化教室を初めて利用しています。オンライン教室で古文書(手紙)を読んでいます。講師は某鑑定団で手紙とか古筆を鑑定している先生です。結構面白いですよ。最初の授業は沢庵和尚の書簡が題材でした。
こちらこそ勉強になります。いつもありがとうございます。
また,わざわざヒガシマルうすくち醤油を取り寄せていただき,うれしいです。
お醤油は,雪花さまのところで,東は濃口,西はうすくち・・・といったことを書きましたが,関西はうすくち,なんですね。関西は全体的に薄味ではないかと思いますが,勝手な感覚なので,本当のところはよくわかりません。
ただ,もともと関東の主人の実家のすき焼きが,砂糖・醤油とも濃すぎて,「なにこれ!」と思ったのを思い出しました。
龍野醤油は天正年間に横山家と圓尾家によって酒造と兼業で生産がはじめられ,圓尾家によって寛文年間に淡口醤油が開発されたと伝えられているそうです。(たつの市立龍野歴史文化資料館 特別展「龍野城下のたたずまい」図録)
(ここで,今までの訂正です。
龍野のうすくちしょうゆは「淡口醤油」のようです。失礼しました。)
この「圓尾家」に興味が出て,調べようと思ったのですが,今はここまでです。
そのうち,うすくち龍野醤油資料館も見学して,『龍野市史』を調べて,(『龍野市史』に圓尾家文書があるそうです。)それからまた書きます。
(現在は「たつの市」近隣を合併する前は「龍野市」)
PS.今時何でも,オンラインですね。
調べました。
【オンデマンド】手紙で学ぶ初歩のくずし字
~古文書から歴史がみえる~
講師愛知東邦大学客員教授 増田 孝
ですね。
名古屋教室の講座が九州で受けられるなんて,すごい時代です。
介護で家をあけられないから,何もできない・・・という時代は過ぎ去りましたね。
やる気になれば,できますね。
また,いろんな情報,お願いします。
九州は濃い甘口なんですね。
次男の嫁は長崎県雲仙出身で、次男は北海道育ち、が東京で暮らしています。どんなお醤油を使っているか、今度会ったら聞いてみます。コロナでいつ会えるかわかりませんが。
増田孝先生、新潟県の友人が増田先生の「○○の消息文を読む」という講座を受けています。年に2、3回でしょうか。実際に先生が新潟に見えるそうです。
テキストを見せてもらいましたが、レベルが高いものでした。ただ内容の説明が主らしく、古文書を読めるようになるものでは無いようでした。
ATSUさん、六花亭知っているのですね。私はその本社のある街に住んでいます。
函館も旭川も良いところです。いずれいらしてください。
ネットって不思議ですね。
兵庫県の私も,北海道の雪花さまも九州のYAPIさまもお話(?)できますから。
六花亭,ネットで調べました。
本社は帯広なんですね。
帯広の場所は,地図を見て,「このあたり!」ということぐらいはわかりますが,そのほかは,さっぱり見当がつきません。すみません。
函館に行きたいのは,10年あまり前,修学旅行で北海道に行った息子が見せてくれた写真がすごく印象的だったから。
旭川に行きたいのは,ブラタモリの影響。
次の土曜日のブラタモリは網走ですよ。
九州は何度か行ったことがあるんですが。(ただし,30年以上前)
いつかまた,北海道に行きたいです。
また,古文書のこと,お醤油情報など教えてください。