ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

南の空に散った若者たち:姫路市平和資料館

2017-07-03 13:51:20 | 日記 博物館・美術館...
「北朝鮮やイスラムの自爆テロのことを言える!?! 
 70数年前の日本もいっしょやん。」
今日の企画展の会場にいた人の話し声が聞こえてきました。


今日は,姫路空襲があった日です。
7月3日の深夜から4日の未明にかけてあったそうです。
ということで,普段は月曜日でお休みの平和資料館は無料開放日でした。

今日までの企画展(企画展だけならいつも無料)
「南の空に散った若者たちー姫路海軍航空隊(白鷺隊)と特攻ー」
を見てきました。

神風特別攻撃隊白鷺隊(はくろたい)は姫路海軍航空隊によって編成されています。
鶉野(うずらの)飛行場(加西市)で訓練し,
昭和20年の米軍沖縄上陸に対して発動された菊水作戦で
九七式(きゅうななしき)艦上攻撃機に搭載,
6回にわたって鹿児島県串良基地から出撃しています。

全国から若者が集まっていますが,
その中で,地元上郡町の溝川隆さんを紹介します。

もともと学校の先生でした。
特攻隊として出撃し,22歳で亡くなられています。
戦後57年たった平成14年に自宅納屋より手紙等が出てきたそうです。
遺族の方が所蔵しています。
家族にあてた手紙の一部です。
「皆様 隆は喜んで死にのぞみます。有難き此の皇国に生を受けたことを感謝致して居ります。」

これらの展示を見ていた人たちが,
冒頭の言葉を言っていました。
彼女たちは,自分の周りのいろんな人に聞き取り調査をしているそうです。
満州に行った人のこと,その人が向こうで見たこと,シベリアで抑留された人から聞いたこと,
などなど教えてくれました。
その中の一人は,
「もう最後でしょ,話が聞ける。
 何でこんなことになったのか調べたいのです。」
と言っていました。


主権のある国民の一人として,
政治に関心を持ち,
しっかり自分の権利を行使して,
政府をチェックしなくてはいけませんね。
(昨日の東京都議会選について話していた「ひるおび」を見て,いっそうそう思いました。)


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