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ブリガムヤング大学のイスラム理解への取り組み

2008-03-10 00:57:35 | モルモン教関連


ブリガムヤング大学は2006年9月 オマーンのファウド・アル・ヒナ
イ夫妻を招いて講演を聴き、交歓の機会を設けていた。

ファウド・アル・ヒナイはオマーンの国連大使で夫人のフナイナ・
アル・ムガイリはオマーンの駐米大使であった。BYUの学生はこの大
使夫妻からオマーンの文化理解を深めるために講演を聴き、ミニ国
連クラス(Model United Nations class) では二方を中心に国際政治
や外交の果たす役割などについて学んだ。ブリガムヤング大学は1997
年以降百人に及ぶ各国大使を招聘してきたが、この度はイスラム圏
から客人を招いた特筆すべき行事であった。この訪問が実現するに
至ったのは、アル・ヒナイ氏が数年前BYUが出版したイスラム哲学者
の英訳本を受け取っていたことと、夫人が前年ワシントンで開かれ
たBYU製作のドキュメンタリー映画試写会に出席してS・ケント・ブ
ラウンBYU教授に出会っていたことが下地になっていた。イスラム世
界を理解する必要が高まっている今日、以上のように大変有意義な
学習と交流の機会が設けられたのであった。

同じ2006年10月にもインドネシアのアルウィ・シハブ大統領顧問が
BYUを訪れ、マリオットセンターで講演を行なっている。氏は中東
への特別使節を兼ねていて、長年ボイド・K・パッカー十二使徒と
交友関係があった。シハブ氏は「アブラハムから出た三つの宗教を
奉じる信者は共有している大切な要素を覚え、相互に親近感を持つ
ようにすることが大事である。宗教間の寛容は隔たりのある消極的
なものであってはならない、世界に調和を実現しようと思えば、多
宗教、異なる社会間の緊張や軋轢を克服して、真の共存を進めなけ
ればならない。他者を理解、尊敬をもって、さらに最も大事なこと
は尊厳を認めて人類の一員として受け入れなければならない」と語
った。

BYUのサイト Strangers No More http://magazine.byu.edu/?act=view&a=1962
本ブログ 2005 / 5 / 8 (1)(2)(3)


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