ツイッターで注目した言葉（植田真理子さんなど）

ツイッターで毎日読んでいる語り手が何人かいるが、最近注目したものを紹介したい。



植田真理子さん（牧師を目指して修行中、聖書、神学、語学に滅法詳しい）

１　念のため平素の私の主張を繰り返しておく。キリスト教は暴力性を有するが故に信ずるに足るのだ。毒性劇性を有するがゆえに良薬なのだ。毒にならんものは薬にもならんのだ。しかし、薬は用法用量を守って毒性劇性を抑えながら飲まなくちゃならんように、キリスト教も手綱を締めつつ信じなきゃならんのだ。Oct 29 2013

２　技術系の話って昔の話を今持ち出すとウソになっちゃうわけで、古本屋をあさるときには注意しなきゃいけない。古い本は技術史の研究にしか使えない。聖書学も同様よね。某所で昔の聖書概説を使った聖書解説聞いたけど、もう「ゑっ、ゑっ」の連続よ。神学史の話としてしか使えないわ。昔の本は。Jan 17 2014

３　一つの事に頓挫したときは、私は常に楽観的に考える。これも神様の導きなのだ。今やってる事はマズい、別の道を探せと、神様が警告して導いてくれたからこその失敗なのだ、と。Jan 23 2014

４　善悪の木の実を食べてしまった結果、人は互いに責任をなすりつけたり、隠し事をしたり、自然との正常な関係を保てなくなったり、要はさまざまな関係が破綻したのだ。神様が「食べたら死ぬ」といった死の意味とはそういう関係性の破綻ということなのだ。5 Dec 2012

５　どこからも無視されるばかりというのが寂しくて仕方ないのだろう。いや、現代にあっては無視こそ一番恐ろしい迫害なのだ。ハッキリ批判してくれりゃ闘いがいもあろうが、無視じゃそうもいかないものね。Nov 27 2013

６　サッカースタジアムのゴミ拾いをやった日本人サポーターは立派だと外国メディアからほめられて、日本人はすばらしいと有頂天になってるヒマがあったら、過去の日本がやった悪事を暴いて二度とこんなことはしないと反省したまえ。汚点を暴いて浄化するのは、まさしく偉大なるゴミ拾いではないか。June 19, 2014 その通り。

森岡正博（植田女史がretweet した人。哲学者。）
他人はどこにいるのか、その人の肉体の中？とか思うが、実は他人の「人」の部分はその人の肉体の外側の持ち物や家具や衣服にまで分散して存在しており、それを感じる私の内部にも分散して存在する。その人の肉体が不在となったとき、分散存在していたその「人」が逆にありありと立ち現れてくる。Jan 15 2014

イエスが死んだあと、イエスを神と信じていた使徒たちの前に、イエスは姿を見せて復活したとされる。これもおそらく「人」の分散存在の原体験があってはじめて出てきた語りだろう。Jan 15 2014

参考
森岡の言葉に関連して　2008.04.10 人は何者？人は人類の総和（ラシュディ）
復活に関連して　2012.04.05 イエスの復活を理解するために