NJWindow(J)

モルモニズムの情報源、主要な主題を扱うサイト。目次を最新月1日に置きます。カテゴリー、本ブログ左下の検索も利用ください。

古屋安雄(1926-2018年)、2年前に逝去

2020-07-09 22:59:50 | キリスト教

 宗教間の対話と協調を重視する神学者古屋安雄師(元国際基督教大学名誉教授)が2年前に亡くなっていた。上海生まれ、享年91歳。私は活字を介して知った日本の尊敬する師を失った気持ちがしている。

 彼は世界的な信仰(宗教)に到達するには、「ある宗教が別の宗教に出会った時、自身の本質を歪曲することなく、その宗教をも包括するまでに発展成長して」、「自己理解の深化と拡大化」と遂げる、方法がよい(ホッキング)に注目した。「一つの世界となりつつある現在、諸宗教に対して無関心と無視の態度ではなく、対話と協調の関係を積極的に作るべきだ」と古屋は考えた。

 末日聖徒イエス・キリスト教会についても、この教会によって人々が魂の救済を得ている、と述べた。彼の著「宗教の神学」について沼野が書評をモルモンフォーラム誌15号(1995年秋季)に掲載した時も、的確に理解し受けとめている、健闘を祈ると温かい言葉をいただいた。

 なお、末日聖徒の田中健治、萩本信義も古屋安雄と同じ自由学園で学んだ同窓である。

 

参考・追悼と感謝 古屋安雄先生https://www.icu.ac.jp/news/obituary_by_koichi_namiki.html


最新の画像もっと見る

22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
NJ老師同じくクリスチャン2世だにゃ・・ (たまWEB)
2020-07-10 11:48:11
古屋安雄 孫次郎
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%AE%89%E9%9B%84%20%E5%AD%AB%E6%AC%A1%E9%83%8E

「志村卯三郎研究∼中国人難民を支援した”NGOのパ. イオニア”. 著者. 原田 ・・・

・・・施療班の活動の舞台は,上海の西北 50 キロ,車で 3 時間ほどの太倉県(現在の江蘇省蘇州市に位置する県級市太倉市。1937 年に嘉定太倉の激戦があった)の城西門外で,畑部隊軍特務部の指揮下に入って 8 月 1 日から 9 月 10 日(一部は 10 月初旬まで)の間,同部太倉班で施療宣撫に従事するという形で,宿舎,食事も軍からの支給であった。

 志村は準備のため先乗りの形で 7 月 5 日には上海に向け出発した。実は前年,上海の中日教会の古屋孫次郎牧師に医療活動の候補地について相談していた。古屋は志村と同じ山梨県の生まれで移民で米国に行き,牧師になったという変わり種である。帰国後,同志社の組合教会にかかわったことから志村とは旧知の間柄であったと思われる。その古屋に「太倉に行きなさい。あそこは激戦のあったところで,中国人民への迫害がひどいところだから,そこで医療支援活動をやってもらいたい」と勧められており(33),それで既に場所は太倉に決め準備を急いできていたのである。

 古屋孫次郎の息子,安雄は元国際基督教大学教授で最近まで,途上国の農村指導者を育てている学校法人アジア学院の代表理事を務めていた。妹の信子はアジア学院創設者の高見敏弘に嫁いでおり,この兄妹は当時,一家で上海に住んでいた。安雄はインタビューで「当時,私は小学校の5年生くらいでしたが,父を訪ねてきた志村さんが大きな声で聖書の話をしていたのを覚えています」と語っている。 引き続き京大 YMCA の施療班報告「中支難民に手を延べて」の内容を見ると,学生らの一行は.. ・・・

https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E5%BF%97%E6%9D%91%E5%8D%AF%E4%B8%89%E9%83%8E%E7%A0%94%E7%A9%B6%20%E5%8E%9F%E7%94%B0

返信する
アメリカの将来は・・はたして・・?! (たまWEB)
2020-07-11 08:41:55

 古屋は、多元性(plurality)と多元主義(pluralism)は、ちょうど相対性(relativity)と相対主義(relativism)が違うのと同じように異なっているといい、「前者は事実(fact)であるが、後者はそうあらねばならない(imperative)という信念(belief)である」(古屋 2005:75)と区別する。そしてその上で、「私は、宗教の多元性は事実としてもちろん認めるが、諸宗教が究極的には同等だとは信じていない。イエスこそは、他の諸宗教がまだ『知らない神』を啓示したキリストだと信じているからだ」(古屋 2005:75)と、宗教多元主義を真っ向から否定する。しかしそのことは、キリスト教が神のすべてを理解しているとか、他宗教は真理を全く知らないということではないのであり、「それゆえに他宗教に対しては謙虚でなければならない」(古屋 2005:75)。

 そして古屋は、アメリカの宗教多元化社会について、以下のような議論をする、「私は、アメリカに入ってくる諸宗教もキリストによって変革されるべきだと思っている。アメリカに移住することは『アメリカ人になること』だと言われるが、アメリカに入った諸宗教も『キリスト教的』になるだろう。そして、キリスト教自体と同じく、究極的には諸宗教もキリストに真に従うものに変えられるのではなかろうか」(古屋 2005:78)。


 宗教の神学 再読 相澤
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E5%8F%A4%E5%B1%8B%20%E5%AE%97%E6%95%99%E3%81%AE%E7%A5%9E%E5%AD%A6%20%E5%86%8D%E8%AA%AD%20%E7%9B%B8%E6%BE%A4

返信する
コロナ危機そしてキリスト教精神の復興 (たまWEB)
2020-07-11 14:37:36

現在の西側諸国の衰退と分裂は、宗教の退潮と無縁ではない。人々が道徳性を取り戻し、国際社会に対する義務と使命感を回復するためにもキリスト教精神の復興は欠かせない。そして、それは現実化する兆しがある。世俗化が進んだ欧州で宗教回帰の傾向が現れてきたからだ。
 コペンハーゲン大学のジャネット・S・ベンツェン准教授によると、新型コロナの世界的拡大が深刻化した3月に、75か国で「祈り」に関するグーグル検索が急増した。その範囲は全大陸に及び、世界で最も宗教性が薄いデンマークですら例外ではなかった。
 同様の傾向は英国でも見られた。キリスト教系慈善団体「ティアーファンド」の委託調査では、コロナ危機以降、英国の若者の3人に1人がオンラインなどの礼拝を視聴していた。しかも、そのうち2割は、一度も教会に足を運んだことのない人々である。
 やはり、死の運命に直面する困難な時代において、人々の宗教に対する渇望は強まるようだ。欧米の宗教指導者に、期待に応える用意があるかどうかは疑問が残るが、不安を希望に変え、利己的な人間を、利他的で連帯を重視する生き方へと転換してくれるものが宗教だ。個人次元だけでなく、西側諸国が一国主義を脱し、国際協調における指導力を回復するうえでも、宗教の復興は欠かせないだろう。アジア、アフリカの新興国でも宗教は大きな影響力を維持している。無神論の独裁国家、中国に対抗し得る強力な対抗軸は、やはり宗教なのである。
(2020年5月10日付763号)

http://religion-news.net/2020/05/17/sekai763/
返信する
図書館から・・・ (たまWEB)
2020-07-13 07:36:34
上記二つの本は見えずで、古屋著、借りてきたのは『宣教師』『なぜ日本にキリスト教は広まらないのか』の2冊。ちら見ですが、これらは、モルモン宣教師さんたちの副読本に推薦!!と思ったとです・・・この厳しい日本にあって・・

https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E5%8F%A4%E5%B1%8B%20%E5%AE%A3%E6%95%99%E5%B8%AB

https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E5%8F%A4%E5%B1%8B%20%22%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%22

厳しい日本・・・

https://twitter.com/OSAISENMAN/status/1282265105573359618
https://twitter.com/honest_kuroki/status/781185929922744321
https://twitter.com/search?q=%E6%B0%B4%E4%B8%8A%E8%B5%B7%E7%88%86&src=typed_query&f=live
返信する
反応の速さに驚き (NJ)
2020-07-13 11:17:16
図書館で古屋氏の著書を借りられたのですか。すごいですね。

私は彼の本を何冊か持っています。波長が合うというか読みやすく感じられるので。

(つい、一部を読んで積読になりますが)。

私はコロナ禍後、まだ図書館に行っていません。
返信する
えぇぇーっ・・・ / 宣教師と鉛 (たまWEB)
2020-07-13 12:16:07
> 彼の本を何冊か持っています。波長が合うというか読みやすく感じられるので

すご~~、流石~っ、たつひとさま~っ、LDS知識人はやっぱ読んでるものなんすかぁぁ・・もち、わてはこれも初めてでんがな・・

ネット検索、最初で、で、本へ結びつけれるか?

図書館は区によって、例えば時間制限の他、消毒と称して?1時間ごと1時間臨時閉館やらかす所も・・

さて、んで、

「日本の戦国時代、宣教師が裏で歴史を動かしていたのが、宣教師が母国に残した報告書によって明らかになってきた。その証拠が日本でも発見されている。

世界は大航海時代、カトリック教会はキリスト教を世界を広めようとしていた。

ザビエルの訪日でキリスト教徒が増えていた。宣教師は日本のキリシタンから政治情報を得ていた。その中心がザビエルから三代目のカブラルだった。

織田信長にカブラルに接近し、キリスト教の布教と引き換えに、鉄砲などの武器の提供を行った。

1575年の長篠の戦いでは信長は、武田の騎馬軍団を鉄砲の力で破った。武田にも鉄砲はあったが、弾が違った。長篠の発掘調査で、信長軍の弾が発掘され、それは鉛だった。その鉛の成分を解析すると、タイの鉱山でとれるものだった。カブラルがタイの鉛を日本へ売るよう指示していた文書が残っている。信長の天下統一に鉛の弾が鍵になった。(番組では触れなかったが、鉛の弾は当ると治りにくいと聞いたこと・・

https://ameblo.jp/aderonto/entry-12608266992.html

「現代医学】戦国時代の鉄砲の殺傷能力は高いのか? 撃たれると鉛中毒で死亡する可能性アリ    井伊直政は関ヶ原での銃創が癒えぬまま死去

直径10㎜の弾で20㎜の穴が開く
まず銃で撃たれ傷は「挫創(ざそう)」か「裂創(れっそう)」に分類されます。医学的には【鈍器が強く作用、圧迫した部位や周囲にできる創(そう・傷のこと)】を指し、銃が鈍器ということについて違和感を覚えられるかもしれませんが、弾と骨に挟まれた部分が挫滅すると捉えて下さい。

銃弾は大きな運動量エネルギーを持つち、人体に撃ち込まれた弾が小さいトンネルを掘るようにして進むわけではありません。少々説明がややこしくなってしまいますが、周囲の組織を挫滅させ、運動エネルギーの減衰分を放射状に発散して周囲の組織を圧迫、結果として銃弾の直径よりも大きな空隙(穴ぼこ)を形成します。平たく言えば、直径10㎜の弾で20㎜の穴が開くという感じですね。

死因については、上記の過程でどの臓器が巻き込まれたかで決まります。例えば脳などの中枢が破壊されたらほぼ即死ですし、心臓をやられても血流が止まって即アウト。太い動脈が傷ついたら出血多量で数分です。まぁ、当時の戦場でしたら一発で致命傷にならなくても、動けなくなったら他の方法で討ち取られていたことでしょう。 ・・・

https://buzz-plus.com/article/2016/03/26/firearm/

ある臨死体験者によると枢機卿になって・・・
別の体験者は、門徒はネストリウス派なので異端殲滅せよと・・
信長 枢機卿 臨死
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E4%BF%A1%E9%95%B7%20%E6%9E%A2%E6%A9%9F%E5%8D%BF%20%E8%87%A8%E6%AD%BB

返信する
一夫多妻制のモルモン教分派男性の (たまWEB)
2020-07-14 06:47:29
「一夫多妻制のモルモン教分派で生まれた男性の苦悩

308,447 回視聴   •2020/07/09

https://www.youtube.com/watch?v=nt38vPkyJCc
”原理主義を掲げるモルモン教の分派では、いまも一夫多妻制の慣習が守られている。そのうちのひとつが、キングストン一族だ。今回は、教団の創設者で実の父親から破門を受けたジョー・ロビンソンに密着。元門徒が抱える、教団内外での苦悩とは。

返信する
なぜ居座り続ける梅雨前線 予報官も’記憶にない’ (たまWEB)
2020-07-14 11:43:18

Unknown (princeofwales1941)2020-07-14 09:31:31●なぜ居座り続ける梅雨前線 予報官も「記憶にない」事態 [九州豪雨]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN7F71NGN7FTIPE029.html


帝国陸軍は傘下の朝日新聞を通じて、気象兵器の攻撃であるという事を関係者に伝えようとしているのだろう。1989年の珊瑚事件で「K.Y.って誰だ」を伝えた様に。
「揚子江流域は今日も大雨予想」 (princeofwales1941)2020-07-14 09:11:38【2020/7/14追記】
●藤原直哉さんはTwitterを使っています 「揚子江流域は今日も大雨予想」
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/aa/e3ae6e4c2fb5f0e3f03a8c721db4b85b.jpg
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1282798145823338496

【コメント追記】
中国の大雨は揚子江の本流にぴったり一致している。三峡ダムを含めた揚子江流域への気象兵器攻撃と見て間違いないだろう。梅雨前線は初夏のチベット高原の気温上昇によってもたらされ。チベット高原東縁から日本付近まで存在するのが通常。在日米軍は日本本土を利用して梅雨前線で大雨を降らせる技術を開発し、それを中国で実戦に投入しているのだと思われる。コメント欄の御指摘に全く同意する。
西側支配階層、いわゆるdeep stateは安土桃山時代にイエズス会を派遣し、日本の兵士を用いて明を占領することを計画した。明治維新後は日本の兵士を用いてアジア大陸、特に人口密度が低かった満州を植民地化してそこを橋頭堡として東アジア・中央アジアやシベリアを制圧することを狙ったのだと思われる。彼らは日本を根拠地として利用して中国等アジア大陸を侵略し占領することを狙い続けている。彼らが日本に求めるものは500年前から全く変わっていない。

https://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/af7ed8cc250e7e50808fd92771a1b7bd?st=1#comment-list


\\?

目下、(中央幹部と親しい御仁から聞いたという・・)教会中央幹部の間で議論されてるは、このまま、今後とも、教会の集会はネットつながりのオンラインでの(zoomとかで)家庭集会のみにしようという論点らしい。

あのローマ神殿奉献にも幹部らと共に随行員の一員だった、デゼレト社の取締役筆頭(管長夫人の長年の友人)、シェリー・デュー(”シェリー・L・デューは以前にモルモン教の女性指導者として責任を果たし,今はデゼレト・ブックの最高経営責任者です”)が著作の、『実録秘話 ネルソン管長伝』(2018出版 ”Sheri Dew: Insights from a Prophet's Life” )に、

教会集会は神殿のみが強調されるべきで、教会堂やステークセンターというのはいわばluxury/ぜいたく品みたいなもんだ、といった発言があったことが記されてるらしい・・

あたかもコロナを予見していたみたいなことになり、そのように信じられる教会員も多々居るのかもですが、たまWEB的には、どうかなぁぁ??って・・

このコロナというのは、いわば第2の9.11みたいな陰謀がさぁぁ・・・ 

まぁ、そういう議論が為されてるとして、・・怪しい感じはぬぐえずかな・・

https://search.yahoo.co.jp/image/search?ei=UTF-8&p=sheri%20dew%20deseret

教幹部間での、rift・不和亀裂が露わになってといった予言もあることだし・・・どうもなぁぁ・・わからんですが、何の件でそうなっていくのかぁ??


返信する
朝鮮出兵ーキリシタン大名の弱体化 (オムナイ)
2020-07-16 05:53:39
神学者 古屋安雄さんのご紹介ありがとうございます。
アマゾンで検索すると興味深い表題が多いですね。

キンドル版がなく残念。

日本のキリスト教は本物か?など読みたくなる書籍多いですね。

>この教会によって人々が魂の救済を得ている

書評などみるとリベラルな神学者というイメージ。


先月NHKスペシャルで
戦国~激動の世界と日本~「秘められた征服計画」

http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=tapex007&prgid=60382696

というのを放映していました。
スペイン宣教師によるアジア征服(キリスト教化)
信長・秀吉との宣教師との関係。
朝鮮出兵など興味深かったです。

秀吉の頃政権中枢にはキリシタン大名が多く、なんと日本には30万人のキリスト教徒がいたのだとか。

歴史の視点も様々です。
返信する
Unknown (kizuka)
2020-07-16 10:00:16
大名がキリスト教に改宗すると、その臣下および領地内のすべての民はキリスト教徒ということにされた。
そりゃ30万人いたって不思議じゃない。
モルモン教会員だって数字上は10万人もいるんだからねw
返信する

コメントを投稿