「最初180AD頃に書かれ、2-3Cに遡る今回発表された写本
は、当時の初期キリスト教会について新たな光を当てるもの
として、朗報と受け止めることができる」と参加者は異口同
音に述べた。正統とされたものとそれ以外のものの間に緊張
・競合関係があり、後者は抑圧されてきた。それが現れてき
たものである。このユダの福音書はグノーシス主義の系統に
属するもので、ナグ・ハマディ文書の一部である。
そのように意義を認めながらも、末日聖徒の学者たちは総体
的に控えめな評価である。それは比較的早い時期に書かれた
パウロの書簡が、現在正典(カノン)とされる福音書の内容
を支持しているからで、ユダの福音書は信頼性に欠けると見
る。教会の内側から生じてきた背教の流れの側にあるという
わけである。イエスとユダの間の関係について新しい情報は
期待できない、と言う。初期キリスト教について書き換える
ほどの意義は認められない。この文書の内容はマルコのよう
に実際に目撃した著者によるものではない。
とにかく、まだごく少数を除いて専門的な学者の目に触れて
おらず、本格的な吟味はこれからの話である。またこの写本
の素性について偽造された可能性を完全にぬぐい去ることが
できない、いう声も聞かれた。
参加者:リチャード・ナイツェル・ホルツァフェル(司会)、
S・ケント・ブラウン、フランク・F・ジャッド、ゲイ・スト
ラザーン、トマス・A・ウェイメント この中のブラウンは私
が留学したとき講義を聴いた学者で、コプト語で書かれた新
約偽典を英訳した人である。氏も5人の中で最も年配の人物
となった。
は、当時の初期キリスト教会について新たな光を当てるもの
として、朗報と受け止めることができる」と参加者は異口同
音に述べた。正統とされたものとそれ以外のものの間に緊張
・競合関係があり、後者は抑圧されてきた。それが現れてき
たものである。このユダの福音書はグノーシス主義の系統に
属するもので、ナグ・ハマディ文書の一部である。
そのように意義を認めながらも、末日聖徒の学者たちは総体
的に控えめな評価である。それは比較的早い時期に書かれた
パウロの書簡が、現在正典(カノン)とされる福音書の内容
を支持しているからで、ユダの福音書は信頼性に欠けると見
る。教会の内側から生じてきた背教の流れの側にあるという
わけである。イエスとユダの間の関係について新しい情報は
期待できない、と言う。初期キリスト教について書き換える
ほどの意義は認められない。この文書の内容はマルコのよう
に実際に目撃した著者によるものではない。
とにかく、まだごく少数を除いて専門的な学者の目に触れて
おらず、本格的な吟味はこれからの話である。またこの写本
の素性について偽造された可能性を完全にぬぐい去ることが
できない、いう声も聞かれた。
参加者:リチャード・ナイツェル・ホルツァフェル(司会)、
S・ケント・ブラウン、フランク・F・ジャッド、ゲイ・スト
ラザーン、トマス・A・ウェイメント この中のブラウンは私
が留学したとき講義を聴いた学者で、コプト語で書かれた新
約偽典を英訳した人である。氏も5人の中で最も年配の人物
となった。
今入手できるかどうか、入手方法も忘れました。lds,
apocrypha of Judah などで検索すれば出てくるかもしれません。ただ、内容は期待に応えるものではないと思います。
書名は Gospel of Judah でした。