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ヨーロッパモルモン学会 今月末イタリアで開催

2009-07-14 01:00:50 | モルモン教関連
今年3回目になるヨーロッパモルモン学会の年次大会が7月29-30
日、イタリアのトリノで開かれる。予定されるプログラムと今回
の特徴を紹介したい。

第一日の7月29日に6件の発表とダラム大学のダグラス・デービ
ス教授を囲む夕食会、翌30日は7件の発表が予定されている。目
にとまったものを紹介すると、「モジュラー理論とモルモ二ズム」
(ウオルター・ヴァン・ビーク、オランダ ティルブルグ大学)、
「国際化を目指すモルモン教会:20世紀フランスの場合」(仏
CES職員)、「ヨーロッパという環境における末日聖徒の信仰」
(独AMIDST研究センター研究員)、「ナチス独裁政権にモルモン
教会はどのように対応したか」(スティーブン・カーター、米ヘ
ンダーソン大学)など、ほかに英、ベルギー、スペイン、イタリ
アの研究者が名を連ねている。

そして今回の特色はイタリアの「新宗教研究センター」(Center
for Studies on New Religions [CESNUR])と共催の形を取ってい
ることである。このセンターから2件の発表が予定されている。

私は2007年第一回の会(英国ウスター市)に出席し、この学会誕
生を喜んだ者のひとりであるが、着実に継続発展し、学会誌「国
際モルモン学ジャーナル」(International Journal of Mormon
Studies) を活字媒体とオンライン上で刊行し2巻を出すに至っ
ている。教会員の人数やステークの数などでは、例えば日本や韓
国などと比べて決して大きくないが、伝統と文化の相違からかこ
れほど彼我の違いが生じているのに目を見張っている。

http://www.euromormonstudies.com/
http://ijmsonline.org/index.php/BJMS/index 

第一回の様子:2007.8.12「ヨーロッパモルモン研究学会発足」


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