深刻な欧州経済悪化の余波が既に影響し始め、中国の指導者交代が行われる今年について、政策研究大学院の白石隆大学長は、中国が対外的に排外主義に傾く可能性があると次のように指摘している。
「経済が悪くなると、政治はナスティーに、つまり[たちが悪く]なりがちです。それがどう出るか。対外的に大国主義的な態度として出たり、国内的に少数民族や外国人への排外主義として出てくるかもしれない。特に今年は指導部交代の年なので、中国の指導者は外に対してあまり弱腰にはなれないでしょう。」(2012年1月5日 朝日新聞 p. 11)
これは十分あり得ると感じたので取り上げた。現状でも末日聖徒が他の国々で行なっているように中国で伝道を開始することは考えられないことであるが、2012年の上記見通しは中国の門戸開放の期待が少なくとも暫時遠のくことを意味する。
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2009/11/22 読めないモルモン教会に対する中国の門戸開放
2010/01/09 [ノート] 中国の対外キリスト教政策:仮説(推論)ふたつ
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