末日聖徒の著名な米国女性会員2名が書いたエッセーを2つ翻訳し終えたので、ここに紹介します。
一つは、モリー・ベニヨンの「仕えあうため教会に留まる」で、もう一つはクラウディア・L・ブッシュマンの「知る必要があることは全て教会で学んだ」という文である。2003年から2010年にかけてサンストーンシンポジウムの年次大会で発表されたものが、2011年に「なぜ教会に留まるのか」と題する本にまとめられた。これはその中から選んで訳したものである。以下はその紹介。
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M.ベニヨンは「正直言って、教会の社交活動はたいがい退屈で、・・・教会のクラスはたいていもっとうんざりする時間だった」と言う。しかし、「昔ローウェル・ベニヨン(1908-1996. 著名な人道主義的知識人) に、教会の経験は満足できないことが多いのになぜ礼拝に出席しなければならないのか、と聞いたことがある。彼は、『人に仕え祝福するために、そして助けられ祝福されるために』と答えた。この忠告が私を支えてくれた」と述懐している。読み応えのあるエッセーである。M. ベニヨンは弁護士、「ダイアログ誌」理事を務めた。
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C.L.ブッシュマンのエッセー。教会の指導者とのやりとりで辛い目にあったことがあるが、私の人格そのものに末日聖徒の思考と経験が浸透していて、去ることを考えたことはない。祖父母に負うところが多く、「生き方の方向を示し、人生の目的、自分が何者であるかを指し示してくれた」と言う。そして、「教会は私にとって完全な教育の場であった。私が知る必要のあることは全て教会で学んだ」と述べ、特に物事の処理運営能力を身に着けることができたと振り返る。「私がなぜこの教会を去らないか?それは教会が私を必要としていると思うからである」と結んでいる。(夫R.L.ブッシュマンと共に南カリフォルニア州のクレアモント大学院で「モルモン学」(Mormon Studies) の課程を確立した女性である。)
二つのエッセーの翻訳全文は、http://www.translatedmaterials-for-jpselds.com 「翻訳文献」 3, 4 からPDFで読むことができます。
翻訳3、4も多くの会員に勇気を下さるエッセーだと感じました。
翻訳5も完成間近ですね。
本年も楽しみにしています。
今年は暖冬ですね。
読んでくださる人がいて、コメントくださる方がいて有難いことです。。
翻訳5(なぜ留まるか)、訳は済みました。点検して近日中に掲載いたします。