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[左はヨルダン川] 

インターネットのあるグループでこの質問が出た。6年前にも類似の問題をこのブログで扱ったが、新約の背景について書かれた文献に今回興味ある記載を見つけたので、参考までに紹介したいと思う。

ヨセフスは次のように記している。「ヨハネは善い人で、ユダヤ人に徳を行なうように勧めた。お互いに正しく接し、神を敬い、バプテスマを受けるように説いた。バプテスマは罪を免れるためでなく身体を清めるために受けるのであれば、神に受け入れられるだろう。」(古代誌、18:5:2

F.F.ブルースは次のように見る。「ある程度似た先例があったけれども、ヨハネのバプテスマはイスラエルで新しいものであった。清めの水による洗いの儀式は律法によって規定されていた。」( NT History, p. 155)「ヨハネのバプテスマはユダヤ教が改宗者に課したバプテスマと比較することができる。ユダヤ教に改宗した異邦人は沐浴*の儀式を受けなければならなかった。」この沐浴が自ら清めるものであったのに対し、「ヨハネのバプテスマは他の人に施したという点で異なっていた。」(p. 156)   *沐浴(もくよく)、身を洗い清めること。

なお、一般的には次のように説明されることが多い。ヨハネが「水でバプテスマを授ける」と言った時(ヨハネ1:24)、人々は何のことを言っているのかよくわかっていた。ユダヤ教の伝統でユダヤ人は古代からミクバ mikvahという沐浴の儀式(宗教上の汚れから清める、例、女性の生理など)を知っていたからである。(Michelle Arnold

 

参考文献

C.K.Barrettt, “The New Testament Background: Selected Documents” 1956, 1961

F.F.Bruce, “New Testament History” 1969, 1972

Emil Schurer, “A History of The Jewish People in the Time of Jesus” 1961, 1971

 

インターネット上のサイト

Michelle Arnold, Catholic Answers, Mar. 2005

"Is there a precedent for baptism in the Old Testament?"


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2011.10.07 バプテスマの起源



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (教会員R)
2017-11-03 13:16:32
モルモン教のバプテスマは、単に受けさえすればあらゆる罪から免れるというような、無料の免罪符のような性質でないことは、教会員は百も承知である。

信仰箇条には、
第一に主イエス・キリストを信じる信仰
第二に悔い改め,
第三に罪の赦しのために水に沈めるバプテスマ

となっています。  にもかかわらず、証会や日曜学校などでは、バプテスマ成立の前提が省略されてしまって、「バプテスマによって罪が洗い流されて」のような表現が日常的であって、実のところこの教会では、扱いが曖昧なのではないかという印象を捨てきれないです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-11-04 09:09:04
8才でバプテスマを受ける子供に罪の意識や自覚はありませんからね
改宗者と誓約の子ではバプテスマの意味が全く違う

ちなみに私が専任宣教師だった頃は点数稼ぎでした
 
 
 
8歳の子でも (たまWEB)
2017-11-05 15:32:41
霊感に強い子もいる感じ・・・そういう子は聖霊の賜物とかへの信仰も経験も自然な感じで・・・

80年代はじめくらいまでの粗悪バプ製造指導は、81年のヒンクレー管長がスバラシーと言うシナリオまでの一連の流れだったのかも、ショー好きのアメリカン好み、ネットワークビジネス集会のラリー・盛り上げにならって、そういう面もなくはなかったんでしょうね・・・・

http://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/e/4a30ca433763fcfa060d05a7462c816a

https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%20%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%20%E9%9B%86%E4%BC%9A

アメリカの人心操縦テクニックでは一枚も2枚も上を行っていたのでしょう、ま、そんなかでも聖霊の賜物を受け、しっかり改宗された方々もいるわけで・・・

 
 
 
このウザの話を持ち出すのは (たまWEB)
2017-11-05 16:39:19
恐怖心をあおるマインドコントロールの常套手段かも。(CIA、NSAとかにも多くのモルモンがいる関係上、監視され何か企らまれるか?)

青少年を引き入れるようなベースボール・バプテスマという前例が英国であったわけで。ちなみに、当時のその地域の伝道会長は7つの習慣の故人スティーヴン・コヴィー。

まぁ、教義と聖約にあるように、いにしえのニーファイ人のように高慢にならないよう気をつけ・・・そういう会員も幹部の中には半分以上はおるんでしょうかね。

アメリカン国籍になったのも、3億円事件での功績もあってか?
陸軍中野学校関係書(斉藤充功著)で戦後、スパイ情報を出しアメリカ国籍になった人とかのルポを思い出します。

「そこには、 「そんなことは全く知らない」 と書いてありました。 そこで、今度は当時のことを証する人たちが、私に書いてくれた手紙の内容を書いて送りました。 又、返事がきましたが、内容はこうでした。 「私が言ったことが正しく理解されなくて、誤解をよんだことは認めます。しかし、私は全く悪くありません。数を出そうとする宣教師がいたというのは聞いたことがありますが、私たちはみたまに導かれるままに働いただけです。 それに、多くの成功を見ました。 “ウザ”を知ってますか?エジプトを出たイスラエル人が持ち歩いた“契約の箱”がずり落ちて地面に落ちそうになった時、手で受け止めた人です。 手を出して箱を守ったけれど、神の怒りにふれ、死んだ人です。」
https://ameblo.jp/exmormon/entry-12310384365.html

https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=baseball%20baptism%20steven%20covey
 
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