最近人が紹介した本で、興味があるので手に取って読んでみた。宗教がタブー視されるような日本の現状、すなわち強く浸透している世俗性についてどんな特徴があるかヒントが得られるかと思ったからである。一行で表すとこうなる。
「日本人は世界でも突出して世俗的な国民で、現世利益中心主義である。」
もう少し本書の内容から抜き出して、短くまとめてみると、次のようになる。
「日本人は地縁や血縁を捨て去った世俗的な国民で、『自分のことは自分でやる』のが当然と考えている。個人主義にきわめて親和性が高い国民である。また、いかなる超越者(絶対神)も信じない徹底的に世俗的な人々で、日本人の多くがどこかで『死んだらそれで終わり』と思っている。」
キリスト教が対人口比率の点で苦戦し、LDS教会も布教に苦労し、定着率が低いのはこのあたりに原因があるのではないかと思う。西欧社会に負けないくらい個人主義的なのである。(この本は流れるように語り、読むのに苦労しない。しかし、特定の概念のしっかりした定義というかまとまった説明が見つかりにくく感じられた。)
[イングルハートの価値マップ。日本は右手最上部に]
参照: 橘 玲 「(日本人)」幻冬舎 2012年
子供の頃から、神だと教えられたものが、ある日突然人間になったんですから・・・。
モーガン・フリーマン 時空を超えて
「宇宙人も神を信じるのか?」
ってのを見ました。
番組冒頭の実験が興味深かったです。
被験者を2グループに分け1つのグループには神や聖書を連想させるような言葉を忍ばせた文書を読ませる。
そしてオレンジジュースに酢を混ぜた劇不味のジュースを飲んでもらう。
すると神や聖書を連想させるような言葉を忍ばせた文書を読んだグループはそうでないグループより約2倍の量を飲むことができる。
というのも。
つまり、人間には神への信仰心を持つことで苦役への耐性が増す性質があうよう。とのことでした。
人間は神を信じるようにDNAに刻まれているのでしょうか。
番組の中では時代が進むに従って人類は「神を信じない」人々が増え、
2050年には90%が無神論者になるとの説を唱える学者も。
では地球の人類をはるかに超えた文明を経た宇宙人がいたとして、
「宇宙人も神を信じるのか?」と展開していました。
もちろん両論紹介していましたが、わたしは宇宙人も神を信じるだろうなと思いました。
あと、日本人はキリスト教的な一神教の信仰がないだけで「八百万の神」はなんとなく信じているのではないでしょうか。
モルモンは全米1親切な民かもしれませんが、日本人は世界1親切な民なのかも。
それはもしかしたら神の選民だたら?
占領中にGII(情報部)の翻訳通訳部隊に所属していたカンザス大学の歴史学教授は、マッカーサーと"ファザー・チャイルド・リレーションシップ"を持ちたいという日本女性からの手紙を何百通も翻訳した。そのなかには「あなたの子供を産みたい」とはっきり書いてあるものもたくさんあったという。
橘玲 『(日本人)』 幻冬舎 2012年(その3)
」http://blog.goo.ne.jp/s-matsu2/e/e65595f57030afdb047b15869bb05c04
たまWEB、バプは70年代前半の古い者ですが、当時、アメリカの会員と結婚なさった女性(男性はゼロじゃないかぁぁ)会員、5年くらいの間で、記憶で10人くらい、思い浮かべれるかも・・・
「 p151
「単身赴任」は日本に特異な現象で、外国人には理解不能だ。それは彼らが、家族を「分割できないひとつの単位」と考えているからだ。
しかし日本の家庭の実態は「夫」と「妻・子」の二世帯になっている。日本で当たり前の単身世帯が世界的に見るとかなり特異である(あった)こと
」
というのも興味深いで御座候。
日本人には神に裏切られたという気持ちがあるのかもしれません。
また日本人の持つ神の概念というものは、欧米のものとはかなり違った形であると感じます。
日本人にとって宗教は慣習でしかないのでしょう。
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E6%9C%AC%E7%89%A9%E9%BB%92%E9%85%92%20%20%E5%A4%A9%E7%9A%87%20%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E7%B1%8D
フルフォード 明治天皇
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E2%80%9D%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87%E2%80%9D%20%20%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89
おたねちょうだいたす
http://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/e/b482a0985b3e4562c71cd06c1f5e5de0
うぅぅんん・・・・わからんですぅぅ??!!
昭和天皇「日本人は進んで人に従おうとする性格にあり、アメリカ人のように自分で考える訓練を受けていない」….ホイットニー文書
2017年5月22日
1: 風吹けば名無し@無断転載禁止 2017/05/19(金)
●ホイットニー文書
この文書は、昭和天皇ヒロヒトが占領軍司令部に対し表明した見解の要約が全編にわたり記された、「極秘」扱いの、英文三頁以上にわたるメモランダムである。
1946年4月から6月の間に、東京駐在の国務省員によって作成され、マッカーサーの腹心であったコートニー・ホイットニーの私物として保管された
後、1970年代前半にヴァージニア州ノーフォークのマッカーサー記念に寄贈され、1978年に機密解除されている。
日本人の心には未だ封建制の残滓が多く残っており、それを根こそぎにするには長い時間がかかるだろうと感じている。
日本人は全体として、自己の民主化に必要な教育に欠けており、さらに真の宗教心にも欠けており、そのため一方の極端から他方の極端へと揺れやすい。
日本人の封建的特徴の一つは、進んで人に従おうとする性格にあり、日本人はアメリカ人のように自分で考える訓練を受けていない。
徳川政権は、民は指導者に従うべきであり、そのため忠誠心以外はいかなる道理も与えられてはならない、という論理のうえに築かれていた。かくして、平均的な日本人は、自分で考えることにおいて昔からの障害に直面している。
かなり闇雲に従うという本能によって、現在、日本人はアメリカ的な考えを受け容れようと熱心に努力しているが、例えば労働者の状況を見れば、彼らは自分本位に権利ばかりに注意を集中し、本分と義務について考えていない。
この理由は、ある程度、長年の日本人の思考と態度における氏族性に求められる。日本人が藩に分割されていた時代は、完全には終っていない。
平均的日本人は、自分の親戚はその利益を追求すべき友人とみなし、他の人間はその利益を考慮するに値しない敵と考えている。
日本人の間には宗教心が欠如している。
私は神道を宗教とは考えていない。
それは儀式に過ぎず、合衆国では甚だ過大評価されてきたと考えている。
しかし、たいていの神道信者は超保守的で、彼らと、神道と超国家主義を同一視していた復員兵とその他の者は、しっかりと結びつく傾向を持っているので、依然として危険な面がある。
政府は、信教の自由に関する命令を厳守する立場にあり、現在彼らを取り締まる手段を持っていないために、こうした状況は危険だ。
神道を奉じる分子とその同調者は反米的なので警戒を要すると考えている。
以上のようなことから、私は今は日本人のもつ美点を述べている場合ではなく、むしろその欠点を考える時だと感じている。
私は、マッカーサー元帥と元帥の行っていることにたいへん大きな感銘を受けている。
また、対日理事会におけるアメリカの態度にとても感謝し、それが安定効果を持つと感じている。
しかし、私は今、この国・・・・
」
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E6%98%AD%E5%92%8C%E5%A4%A9%E7%9A%87%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%20%E5%AE%97%E6%95%99%E5%BF%83
従って日本人には信仰心がないというわけではなくて、聖書の神(特にキリスト教)を迂闊に信じると、地元の文化は破壊され、植民地化(例:江戸時代の性奴隷輸出など)など搾取の対象になってしまい、いずれは戦争に巻き込まれるなど、歴史的な悪いイメージが強すぎるので、日本において普及は厳しいのでしょう。
天皇信仰はともかく、純粋でない朝鮮半島系の仏教である檀家制の普及によって、明治大正時代までは日本人はかなり宗教的な国民であったけれども、敗戦とともに始まった、GHQとその手先のような日本の識者と学校教師たち、によって、徹底的に日本人は信仰心を失わされてしまった感があります。
欧米は日本独自の伝統的な信仰心を失わせることに成功したけれども、色々学習されてしまって、キリスト教にも無反応な国民が出来上がったということなのでしょう。
キリスト教の教義の無理っぽさが理解されることが基本のはずのモルモン教に至っては、日本の若者は、何のことやらピンと来ず、遊びの対象くらいにしか見えないのも無理はないと思います。
「5つ星のうち4.0
ほんまかいなと眉に唾つけて読みましたが…
投稿者かじかベスト1000レビュアー2014年8月12日
構成は次のとおり。
第1章 茶の湯・歌舞伎とキリシタン
第2章 信長・秀吉とキリシタン
第3章 徳川家康とキリシタン
第4章 隠れキリシタンの苦難の日々
第5章 江戸の風景と隠れキリシタン
第6章 子安観音・稲荷とキリシタン
遠山金四郎も近松門左衛門も出雲の阿国もキリシタンだった!と言わんばかりで,そりゃないだろうと思ったのですが,この本に従い,佐賀県唐津市の近松寺に行ったらちゃんとありました,近松門左衛門のお墓とキリシタン灯籠が。確かに,1302年創立の近松寺が荒廃していたのを唐津藩主寺沢公が再建したと近松寺のパンフレットにも記載されています。そして寺沢公はもともとキリシタンで、禁制に従い棄教。2代目の時,天草島原一揆が起きて、当時天草領を支配していた寺沢家に悲劇が訪れます。天草島原一揆では,幕府は、元キリシタンだった黒田家や有馬家,細川家に戦わせているのですから,何か因縁があるのかもしれません。
また、石見銀山に行ったとき,役人の家紋が十字に亀甲紋なのに驚愕しました。聞いてみると,当時の坑夫たちの寿命は3年程度で,先がないのだからキリシタンであろうと黙認していたらしい。また、鉱山奉行の大久保長安もキリシタンだったらしいという噂もあります。
また、歌舞伎については,イエズス会が日本に持ち込んだ宗教劇の影響があるとも言われています。
こうしてみると、著者の主張も信憑性がでてきます。もっと調べてみる価値がありそうです。気楽に寝転んで読める本なので、もっと読まれてもいいと思うのですが。
」
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E9%9A%A0%E3%82%8C%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%BF%E3%83%B3
19世紀以降、欧米キリスト教にはユダヤ・フリーメイソン・イルミナティが侵入・・・かくして各国、発展途上も含め、為政者群にはメイソンの指導方針が入り、信仰政策は実は管理統制のもとに、基本、世俗化というのもそのへんのことと関連がありやなしや・・・
昔は仏壇の上に神棚があって、
人が誕生すると神道、死ぬと仏教、結婚の時はキリスト教
ハローウィンもクリスマスもお正月も。
節操が無いとも言えますが、どんな神仏も敬っているとも言えます。
モルモンも日本人の宗教感の一翼を担えるようになると良いなと感じます。
その意味で言えば、モルモンは文化の多様性を許容する宗教だと思います。