NJWindow(J)

モルモニズムの情報源、主要な主題を扱うサイト。目次を最新月1日に置きます。カテゴリー、本ブログ左下の検索も利用ください。

北京の末日聖徒国際地方部を訪問して

2010-01-03 23:28:58 | モルモン教関連
 アメリカ人の末日聖徒を中心に中国全土に散在する外国籍末日
聖徒の地方部が組織されている。北京や上海などに末日聖徒(外
国籍)の支部が数か所あるほか、中国各地に単独ないし数名で住
んでいる会員を束ねる地方部があって、中国北京国際地方部
(Beijing China International District)と呼ばれる。この地方
部には1つの支部しかなく、北京を基点に電話会議形式で聖餐会、
日曜学校、神権会、扶助協会などが行われている。

 私も昨年8月下旬にハルピンに赴任して以来、この電話会議方
式(teleconference)で毎週聖餐会に参加してきた。最後の方の
3回はハルピンに住むブラジル人姉弟と3人のグループで受けた
が、北京で運営する支部長会など執行部役員と面識がないままで
あった。それで思い切って12月20日、挨拶がてら北京の状況を知
るべく北京の教会を訪ねてみた。


金泰大厦

 地下鉄13号線柳芳駅近くにある金泰大厦(ジンタイダーシア、
Golden Tower)の4階をほぼ全面的に借り切り、教会専用に使用
している。もう4,5年になり、説教壇のある礼拝堂、名前のつ
いた教室、監督室、図書教材室、掲示板などが備わりビルの中の
教会堂といった感じである。第一、第二、第三支部が使用してお
り、国際地方部も一室があてがわれている。

 電話会議形式の本部は、小さな部屋で、思い描いたような施設
ではなく、ごく簡素な機器2つくらいで操作されていた。支部長
はプロボに帰っていたが、副支部長夫妻や長老定員会の会長が歓
迎してくれた。実際に顔を合わせて会って、私も彼らもお互いに
身近に感じることができた。この部屋の人数は毎週10-20人で、
見えない電話線の向こうに合計70-80人がいる特殊な支部である。

 訪問の一つの大きな目的は中国籍の会員が出席する支部の様
子を知ることであった。集会所は同じビルの同じ階にある同一の集
会所で、第二支部がそれで午後3時に開会と時間的に間隙を設け
ているようであった。(現在中国の法律で外国籍の教会員が中国
籍の会員と接触することが禁じられている。また、中国籍の非会
員に宣教目的の接触をすることも禁じられている。)私も日本人
で外国籍であるから、接触しないで開会時の雰囲気だけでも感じ
とって帰ろうと待機した。しかし、迷惑をかけてもいけないので、
早めに失礼することにした。非公式に語るとも聞くともなしに、
早めに来ていた人から得たところによると聖餐会の出席が100名を
越えると知って、北京の中国籍の人たちの支部も立派に定着しつ
つあることを感じ取って帰ったのであった。

 なお、第一、第三の米国人たちの支部は上海同様、平均的なワ
ード並みの規模であることが集会中廊下を歩いたことで軽く予想
できた。Blogでかねてから知っていた才媛Faye-Chang嬢にも会え
たが、残念ながら中国籍の会員の状況については知らないとのこ
とであった。

関連記事: 
上海のlds教会訪問記  9.19.09
電話会議方式聖餐会   8.31.09


最新の画像もっと見る

コメントを投稿