Ragged_Kingdom_Horse

シルク・キャロット・東京TC・ロードで長年一口馬主をしています。
いつかは理想の活躍馬に巡り会える事を夢見て。。。

3頭ともお疲れ様でした ☆

2014年10月07日 | 競馬&一口関連雑談
凱旋門賞を終えての個人的感想を書きたいと思います。
素人の戯言なので、おかしなところがあっても許してね(笑)

まずは今年の凱旋門賞、かなり期待している自分もいました。
初めて所属クラブから挑戦する馬も出ましたし、3歳牝馬でも初の試み。
結果&出資者の立場としての気持ちは分かりませんが、自分は挑戦する勇気を
讃えたいですね。

気持ちが高まって来たのが前哨戦、前回の勝ち馬のトレヴは調子落ちに見えましたし、
有力候補の調整不足での脱落も多かったし、相手関係は自分の目には飛び切り良く
全く歯が立たない馬がいる印象は持たなかったです。

ただ外人JKも言われてますが、前哨戦を使わなかった事がどう出るかは
かなり不安ではありましたね。
過去結果が出ているのはやはり長期計画で挑んでいる馬が殆どでしたし。
強い馬が勝つレースでもありますが、特殊なコース形態なので人馬共に
慣れは絶対必要ですよね。

で、実際のレースですが、パドックや返し馬を見るのが得意な自分が良く見えた
のが、3着の馬とハープスターでした。 どちらも返し馬が抜群でした。
ハープスターは確実にこう言う馬場適性はあると思いました。
逆にジャスタウェイはドバイの頃と比べると少し出来落ちなのかなあと言う印象も。。
勝ち馬の出来は・・・こちらも分かりませんでしたねえ。
前哨戦では背筋痛を痛めて、馬がもう走るのが嫌になっているのかな? とさえ
思いましたし、そこから立て直してくる陣営は流石としか言えないですね。

レースはスタートして上り坂にかかるまでの位置どりで既に勝負がついた感じも。
この辺りは陣営の指示もあるでしょうし、騎手は責めたくないですね。
ゴールドシップは気持ちが難しい馬ですしあれでよかったのかも。
ハープは少しもったいなかったですが、あれが彼女のスタイルでもありますし。
最後の直線は10頭ぐらい? をごぼう抜き。
あのレースが20頭じゃなくて10頭ぐらいなら・・・と思わせるパフォーマンス
で素晴らしかったです。
勝ち馬は位置どりも含め、やはりレースに慣れているしそれしかないって
乗り方でしたよね。 凱旋門賞のお手本みたいな乗り方でした。

日本馬は負けましたが、勝ち馬の騎手の男泣きにも感動しましたし、一旦調子を
落とした牝馬が盛り返して二連覇したトレヴや陣営の努力にも感動しました。
簡単に勝てないからこそやはり憧れるレースだと再確認しました。

一方で! ここからはもっと突っ込んで書きますのでご用心を。

まずは目線を変えるとそもそも凱旋門賞、位置付けとしては世界第3位の
レースですし、日本人はそこばかり注目&一般人も含め盛り上げ過ぎな気もします。
香港スプリントなんて、レース中継もリアルタイムで放送されないし
レース後もハイライトのほんの短いのしかないですしね。
もちろんレース前に本が出たり、メディアの盛り上げもなかったです。
あ、焼きもちやないですよ(笑) 凱旋門だけ盛り上げ過ぎの気はします。

あとはクラブ馬の立ち位置。 やはり今回でも輸送の費用として前哨戦の
賞金が吹き飛ぶぐらい会員が払わされるようですし、個人も出走反対も
できませんよね。 クラブ馬の宿命でしょうけど、特に賞味期限の短い
牝馬の参戦は良く良く考えてもらいたいところ。
牡馬なら種牡馬にもなれますし、価値を上げるための挑戦もありますけど。
もちろん今回が反対だった訳じゃなくて、むしろ勇気があると思いましたが。

最後は挑戦する馬のタイプ。 何処かで京都芝1800m と コース形態が
似ていると書いてありました。 国内で最高のパフォーマンスをする馬だけではなく
少し国内では足りない馬でも、そういう特殊な形態が得意な馬を早めに海外に
連れて行って、長期計画で凱旋門賞タイプにビルドアップしていくとか(笑)
漫画みたいな話ですが、合う馬はきっといるはずです !

色々書きましたが今回は結果は伴わなかったですがどの馬もお疲れ様
&有難うを言いたいですね。
まずは無事に帰国して、また国内のレースで元気な姿を見せてもらいたいです。
それと、凱旋門賞以外の海外のビッグレースも、一般人が知るぐらいメジャーに
なってもらいたい気もしますし、色々挑戦は続けて欲しいですね。

凱旋門賞 2014 トレヴ