≪カンガルーケアー≫
1979年コロンビアのボゴタで2人の小児科医師によって
極低出生体重児を対象にはじめられた。
保育器が不足した為、お母さんなどに自分の体温で
赤ちゃんを温めてもらおうという処置をとってもらった、
のが始まりだそうです。
のちのちの母親の母乳を出すために役立っている
と言われています。
ネット検索してみると、母性を引き出すとか、育児放棄が
なくなるとか、保育器よりも有効に体温が保持できる
というのもありました。実際にはそういう効果もあったよう
ですが、今のところ、確たる確証はないものだそうです。
しかし、今日のTVでは1~2時間もそのまま抱っこさせる
とか言っていました。
「え~~~!」て、驚きました。
私達のころも一度は胸に抱かせてくれるところもありました。
元気な顔をみてホッとして喜びと感動が湧いてくるものでしょう。
私の時は二人とも、少し見せてくれただけでした。
一人目は一晩身体を休めたら同室になりましたが。。。
なので、今はそんな長い時間、分娩室に置いておかれて
いるのかとビックリしました。
ところで、
赤ちゃんがいた母親の体内の温度は38度ぐらいです。
そこから出てきたばかりの、まだ体温調節も自分で出来ない
生まれたばかりの赤ちゃんが、お母さんと一緒にほったらかし
にされている病院もあるとのこと。
分娩室はおよそ25~26度ぐらいです。
私も、後産の処理をしてもらっている時、
「寒っ!!」
と思ったのを思い出しました。(昔々の話デスガ…)
大人には快適ですが、38度のところから出てきた新生児は
体温がどんどん下がり低体温になっていきます。
実際にその途中で異変する赤ちゃんもいるようです。
今日のTVの母親は、
「おかしい!動かない。診てくれと何度もいったのに、
診てくれないんです。いつも動いているわけではないから、
大丈夫ですよ~、と相手にしてくれない。あの時もう息を
してなかったと思うと…」
と絶句して泣いていました。
今、その子は自分で呼吸できない状態だそうです。
カンガルーケアーで、重篤になった赤ちゃんもいるとのこと。
今、一度危険を含んでいることを十分熟知して、
ケアーをしている間は、それなりの配慮を見直すべきでは
ないか、と警鐘を鳴らしていました。