“夢の扉” (2010.10.3 放送分より)
「脊髄損傷すると一生歩くことは難しい!」
日本ではそれが常識とされてきたこと。
そんな言葉を覆えそうとしている人がいる。
脊髄損傷のトレーナー 渡辺淳さん 29歳
「無理と思っていることは絶対無理だから、できないと思って諦めてははいけない」
「1人歩いたら奇跡って言われても、自分がもし100人歩かせたらそれは絶対奇跡とは言わせない」
≪11年前アメリカで確立されたトレーニング方法≫
カリフォルニア州・サンディエゴ
世界初の脊髄損傷者専門トレーニングジムである
「プロジェクトウォーク社」
設立から11年約200人を歩けるようにしてきたと言う。
そのノウハウを日本に初めて持ち込んだのが渡辺さん。
脊髄損傷者専門のトレーニング施設を3年前(2007年)に設立。
ジェイ・ワークアウト株式会社 http://j-workout.com/
脊髄損傷・・・背骨の中を通っている中枢神経が事故などで傷つき
腕や足が麻痺してしまうこと。
現在日本に10万人以上もいるといわれている。
一度傷ついた損傷は再生することは無いので、歩くことは難しいと考えられていた。
しかし、渡辺さんのジムで回復した人がいる。
9歳で脊髄の腫瘍を患い、以来車椅子生活を続けてきた2008年北京
パラリンピックのテニスで金メダルを取った国枝慎吾さんは、17年間
歩くことを諦めていたといいます。
ところが、渡辺さんのジムに通い始めると、杖で歩けるまでに回復したという。
また、3年前ラグビーの試合中に脊髄損傷して、首から下が麻痺して
歩くことは難しいと言われた人もトレーニングから2年後の現在走るまでに回復した。
≪どのようなトレーニングか?≫
中吊りにするマシーンで身体を立った状態にし、トレーナーが足を
動かせながら歩く動作を反復させる。歩くたびに足をどう動くか意識
させるため、何百回、何千回も繰り返しながらトレーナーは声を掛け続ける。
脳からの指令は背骨の中の脊髄を通り、足を動かす。
この脊髄が損傷すると、脳の指令を伝えるルートが途絶え、
そこから先が麻痺状態になる。
一度切れた神経は二度と繋がらない。
ところが、少しでも神経線維が残っていると、残った神経に
歩行状態を教え込むことで歩ける可能性がある。
残っている所に歩行機能をもう一度再教育するというやり方。
しかし、そのやり方は何千回何万回と同じ動作を繰り返すこと。
かなり根気のいることだと思います。
「神様だ!」とある患者さんが感動して言ってました。
その練習中に自分が動かせたという感覚があったのでしょう。
車椅子生活が続くと筋肉は使われなくなりやせ衰えていきます。
しかし、使わなくなった筋肉をトレーニングすることで筋肉を鍛えておくのです。
いざ動かす時に耐えられるようにするといいます。
現状では常識を覆すものだと医師は言っていました。
本人の意志でなくても人に動かされていても、それにつられて筋肉
は動いているので、無理なことが出てきたら、それがなぜ動かせ
ないかを考えるそうです。そして、その人への運動メニューを増やす。
ある人は300ものメニューとかいってましたね。
もの凄い運動量だそうです。
「うちらにできるのは25%ぐらいしかない。ほとんどは自分たちがやることなんです。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/96/a82f6fc98dc46d107943a2f3d575e5ec.png)
子供の頃スポーツ万能といわれた渡辺さんは、10代でかかった病(脊柱管狭窄症)のため自分が身をもって歩けなかった経験(2年)があったそうです。
病を克服した後、新しいことに挑戦するため2000年アメリカへ留学。
そこで運命的な出会いの世界初の脊髄損傷者専門トレーニングジムを知るのです。
そして、2005年、そのプロジェクトウォーク社へ入社。
そこでの様子に衝撃を受けて、歩けない人を歩けるようにしたいと
難関のトレーナー資格を取るために勉強して、2006年最高クラスの
トレーナー「スペシャリスト」の資格を取得。
米国人以外では初めてだそうです。
「多分日本だったら見捨てられていたような重度の人たちが
凄い結果を出してるので、やりたいなと思ったんですよね。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/96/a82f6fc98dc46d107943a2f3d575e5ec.png)
そして、リハビリとその後の回復度に合った仕事の紹介、
支援など、彼らが生きがいを見つける手助けもしたいと、
就労支援センターを今年立ち上げたようです。
ジムとの連携をしたい。きめ細やかに仕事を探す。
またしたい仕事にあわせて回復させる機能をリハビリする。
など、これからの自分の人生を諦めていた人に、
希望を持たせたいと考えているそうです。
「奇跡はちゃんとした法則の中でしか起こらない」
という言葉が好きという渡辺さんのマイゴール。
≪2015年までに100人の脊髄損傷者の人を歩かせたい≫
来年春に、この大阪に新しいジムができるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/96/a82f6fc98dc46d107943a2f3d575e5ec.png)
私たち素人からすれば、吃驚ですね。
お医者さんに歩くことが無理と言われたら、奇跡でも起きない限り
無理だと思うのが普通ですよね。
リハビリも自分で出来た人は奇跡の復活と言われるけど、
何万回も他人の手で動かしても回復可能になるとは。。。
最初、それをしようとした人って凄い!
日本でもやってみようとする渡辺さんも凄い!!
歩けないと言われた人たちにとって救いの神ですね。
ご訪問の記念に、1クリック募金のご協力を!
↓↓↓
いつもありがとうございます!
「脊髄損傷すると一生歩くことは難しい!」
日本ではそれが常識とされてきたこと。
そんな言葉を覆えそうとしている人がいる。
脊髄損傷のトレーナー 渡辺淳さん 29歳
「無理と思っていることは絶対無理だから、できないと思って諦めてははいけない」
「1人歩いたら奇跡って言われても、自分がもし100人歩かせたらそれは絶対奇跡とは言わせない」
≪11年前アメリカで確立されたトレーニング方法≫
カリフォルニア州・サンディエゴ
世界初の脊髄損傷者専門トレーニングジムである
「プロジェクトウォーク社」
設立から11年約200人を歩けるようにしてきたと言う。
そのノウハウを日本に初めて持ち込んだのが渡辺さん。
脊髄損傷者専門のトレーニング施設を3年前(2007年)に設立。
ジェイ・ワークアウト株式会社 http://j-workout.com/
脊髄損傷・・・背骨の中を通っている中枢神経が事故などで傷つき
腕や足が麻痺してしまうこと。
現在日本に10万人以上もいるといわれている。
一度傷ついた損傷は再生することは無いので、歩くことは難しいと考えられていた。
しかし、渡辺さんのジムで回復した人がいる。
9歳で脊髄の腫瘍を患い、以来車椅子生活を続けてきた2008年北京
パラリンピックのテニスで金メダルを取った国枝慎吾さんは、17年間
歩くことを諦めていたといいます。
ところが、渡辺さんのジムに通い始めると、杖で歩けるまでに回復したという。
また、3年前ラグビーの試合中に脊髄損傷して、首から下が麻痺して
歩くことは難しいと言われた人もトレーニングから2年後の現在走るまでに回復した。
≪どのようなトレーニングか?≫
中吊りにするマシーンで身体を立った状態にし、トレーナーが足を
動かせながら歩く動作を反復させる。歩くたびに足をどう動くか意識
させるため、何百回、何千回も繰り返しながらトレーナーは声を掛け続ける。
脳からの指令は背骨の中の脊髄を通り、足を動かす。
この脊髄が損傷すると、脳の指令を伝えるルートが途絶え、
そこから先が麻痺状態になる。
一度切れた神経は二度と繋がらない。
ところが、少しでも神経線維が残っていると、残った神経に
歩行状態を教え込むことで歩ける可能性がある。
残っている所に歩行機能をもう一度再教育するというやり方。
しかし、そのやり方は何千回何万回と同じ動作を繰り返すこと。
かなり根気のいることだと思います。
「神様だ!」とある患者さんが感動して言ってました。
その練習中に自分が動かせたという感覚があったのでしょう。
車椅子生活が続くと筋肉は使われなくなりやせ衰えていきます。
しかし、使わなくなった筋肉をトレーニングすることで筋肉を鍛えておくのです。
いざ動かす時に耐えられるようにするといいます。
現状では常識を覆すものだと医師は言っていました。
本人の意志でなくても人に動かされていても、それにつられて筋肉
は動いているので、無理なことが出てきたら、それがなぜ動かせ
ないかを考えるそうです。そして、その人への運動メニューを増やす。
ある人は300ものメニューとかいってましたね。
もの凄い運動量だそうです。
「うちらにできるのは25%ぐらいしかない。ほとんどは自分たちがやることなんです。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/96/a82f6fc98dc46d107943a2f3d575e5ec.png)
子供の頃スポーツ万能といわれた渡辺さんは、10代でかかった病(脊柱管狭窄症)のため自分が身をもって歩けなかった経験(2年)があったそうです。
病を克服した後、新しいことに挑戦するため2000年アメリカへ留学。
そこで運命的な出会いの世界初の脊髄損傷者専門トレーニングジムを知るのです。
そして、2005年、そのプロジェクトウォーク社へ入社。
そこでの様子に衝撃を受けて、歩けない人を歩けるようにしたいと
難関のトレーナー資格を取るために勉強して、2006年最高クラスの
トレーナー「スペシャリスト」の資格を取得。
米国人以外では初めてだそうです。
「多分日本だったら見捨てられていたような重度の人たちが
凄い結果を出してるので、やりたいなと思ったんですよね。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/96/a82f6fc98dc46d107943a2f3d575e5ec.png)
そして、リハビリとその後の回復度に合った仕事の紹介、
支援など、彼らが生きがいを見つける手助けもしたいと、
就労支援センターを今年立ち上げたようです。
ジムとの連携をしたい。きめ細やかに仕事を探す。
またしたい仕事にあわせて回復させる機能をリハビリする。
など、これからの自分の人生を諦めていた人に、
希望を持たせたいと考えているそうです。
「奇跡はちゃんとした法則の中でしか起こらない」
という言葉が好きという渡辺さんのマイゴール。
≪2015年までに100人の脊髄損傷者の人を歩かせたい≫
来年春に、この大阪に新しいジムができるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/96/a82f6fc98dc46d107943a2f3d575e5ec.png)
私たち素人からすれば、吃驚ですね。
お医者さんに歩くことが無理と言われたら、奇跡でも起きない限り
無理だと思うのが普通ですよね。
リハビリも自分で出来た人は奇跡の復活と言われるけど、
何万回も他人の手で動かしても回復可能になるとは。。。
最初、それをしようとした人って凄い!
日本でもやってみようとする渡辺さんも凄い!!
歩けないと言われた人たちにとって救いの神ですね。
ご訪問の記念に、1クリック募金のご協力を!
↓↓↓
![クリックで救える命がある。](http://bnr.dff.jp/pix/dffbanner200909_01_171x70.gif)
いつもありがとうございます!