小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原城址公園の史跡整備のため園内では樹木整理のほか遊園地や動物園関連の建造物の撤去が年々進んでいる。本丸広場に40年以上に渡り置かれていた日時計もこの3月に撤去された。つい先日まで小田原城址公園本丸広場に古びた日時計が置かれていた。以前はウメ子の檻の近くの日当たりの良い場所にあったように記憶しているが、動物園関連の施設解体や周辺の再整備の際にベンチ裏の目立たない場所へと移設された。本丸広場に置かれていた日時計は昭和48年6月に神奈川県時計貴金属眼鏡小売商連合会が結成35周年を記念して寄贈したもの。シチズン製で国内の日時計作家の草分け的な存在の小原銀之助氏による設計。国内には同じような日時計が約400基ほど製作され設置されている。日時計が撤去された本丸広場の一角。日時計だけでなく数年前に伐採された松の切り株も撤去され随分と殺風景になってしまったように見える。撤去された日時計は廃棄処分になったのかと思ったら、二の丸広場の植え込みの中に置かれていた。土台ごと置かれているので仮置きといった感じで保管されている。ひょっとするとどこかに移設されるのかもしれないので今後の日時計の行方が気になる。

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