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小田原の端々



半世紀以上国府津海岸で夏の憩いの場として親しまれてきた国府津海水プール。数年前の台風の際に取水井戸に砂が堆積してしまいその後、復旧することなく平成25年に閉鎖されていた国府津海水プールでまもなく解体撤去工事が始まる。国府津海岸の西湘バイパスの高架下にある国府津海水プールは1957年から2011年までの間、小田原市営のプールとして親しまれてきた。建設当時はまだ西湘バイパスは無かったが、1960年代に高架が出来てからほとんど陽の差し込むことのない環境になってしまった。国府津海水プールの廃止のきっかけとなったのが2011年9月の台風。取水井戸に土砂が堆積してしまい、翌年その除去作業の際に井戸枠を破損させて復旧不能なり2013年に廃止が決定された。使われなくなってから早5年近くが経過してプール内はかなり荒れ放題。以前出入り口のあった場所は堤防の嵩上げのため既に解体撤去されている。2011年の台風の際に壊れることがなくても、おそらく現在行われている堤防の嵩上げの際に廃止となった可能性が高い。国府津海水プール解体撤去工事の工費は87,557,400円。国府津海水プールは何度か訪れたことがあるが、寒かった記憶しかなくあまり良い思い出はないがやはり長年親しまれていた場所がなくなるのは寂しい。解体されていくプールの風景も記録に残せたらと考えている。

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