二日目も好天に恵まれ、秋田内陸線の一両電車で
かたくりの花が栗の山いっぱいに自生しているところに
出かけていく。
栗の木は今は枝のみで風情はないけどその木のまわり
一面にかたくりが群生していて可憐な花をいっぱいに
付けていた。人の手がまったく加えられていないで
一面に咲いているのは<蟻>のおかげと係りのひとの
説明。 アリが種を運び、それから芽がでて、山一面に
咲くようになるまでにはそうとうな年月がかかっているとか
芽が出て咲くまでに3年かかるとか。
かたくりの花を見学する山道に生えているトウのたった
蕗の薹の多さとつくしんぼうの多さにもびっくりしてしまっていた。
思わず、この辺りでの蕗の薹の食べ方を聞いたら、
<こんなものたべないよ、見学者から聞くけどね...>って。
もっと早くくれば摘んでかえるのに~と嘆くと
雪を掘ってかぁ~と笑われた。
でも、駅近くのみやげ物市場ではコロッケの具として
蕗の薹が入っていて結構おいしかった!!
私の質問に<こんな道端のは採らないよ、山奥のだよ>と
また笑われた。 八百屋さんで買う私にとっては
もったいないほどの羨ましい風景だった。
娘はつくしんぼうに歓声をあげていた。
やはり季節がはっきりしているところの自然の豊富さには
感嘆しきりだった。
大根を燻してつくった沢庵<いぶりがっこ>も独特の
味を醸し出していて美味しかった。
東北はまだまだ歴史の深いところが多いので、
機会を見つけては旅に出かけたいと思う。