今日は晴れた一日になるとの予報です、夕べから洗濯物は分類して洗う順序も決めておきましたので、
もうすべて干し終わっています。
関東が梅雨入り宣言をする前に羽田空港を飛び立ち、日本列島を縦断しながら時折り雲の間から姿を見せる
連峰を眺めながら富山空港まで... 家を出るときは細かい雨に傘をさしての出発でしたが、
富山空港の空は真っ青に晴れ、白い雲が<ようこそ富山へ!!>とこれからのレンタカーでのドライブを
期待させてくれているようでした。
もうどもくらい前になりましょうか、春まだ浅い雪の積もっている白川郷には一泊バス旅行できたことはあるのです、
あの幻想的な無垢の世界への誘いは初夏の白川郷に求めることはできません、はじめて来る娘との旅で選んだのですが、
どんな風景が広がるのかも楽しみでした。
車を駐車場に預けてこの揺れる橋を渡り、白川郷に向かいます、季節がらでしょうか、観光バスの台数が多く止まっていました。
古民家の設えとアールデコ調のスタンドなど店主の趣味なのか不思議な空間での冷たいコーヒーにひと息つきながら眺める
窓からの景色はどこを旅したときにも出会わなかった!と思えるような不思議な優しい色の空気がながれていました。
車はこれから飛騨高山にむかって走り、陣屋本陣近くの宿でした。
朝早くから<朝市>がたちますが、さすが休日ではありませんので、人出もまばらですし、提供されるものは
飛騨特産らしい豆の入った<豆餅、とち餅>などと漬物類が多く見かけられましたが、眺めただけでした。
古い町並みは三筋にわたり、観光客用の設えも見受けられますが、中には何代にもわたっての地酒の蔵や、
履物やさん、煎餅やさんなども軒を連ねていて趣を添えています。
一枚に撮りきれなかったので、おかしな写真になりましたのが数代続く履物やさん、以前から東京下町の散歩道
谷中、千駄木、根岸のほうに出かけて下駄を求めたい!と思っていた私、迷わず店内へ...。
<私で三代目、92歳になりますの>という店主がすすめてくださった下駄がこれでした。
下駄の裏には<木曽ねずこ下駄>のシールが貼られています、この下駄の使用目的は朝の集積所まで夏になると
履いていた昔ハワイで求めて残っていた家族のビーチサンダルからの履き替え希望なのです。
ずっと思いながらも夏が終わると忘れ、季節が巡ると思い出して欲しくなっていたのです。
鼻緒も慣れた手つきで緩めに設えてくださり、履き方まで伝授でした。
結婚するときに持ってきた下駄もありますが、さすがに鼻緒がきつくなりそのままになっていますし、
大きさも今のほうがひと廻り大きくなっているように思えます、どこにでもありそうな下駄ですが、
思い出もかさなる下駄が飛騨高山での買い物でした。
ゆっくりといろいろ見学、散歩したあとは最後の目的<富山で白エビをお鮨で...>にむかって大きな川沿いの路を
走ります。この辺りは高速道路もトンネルに次ぐトンネルでそのひとつひとつがものすごく長くて、まるで
息継ぎしているように思えるほどの外気空間がちょこっとあるぐらいで九つも長いトンネルが続くのには
びっくり!!で<笹子トンネルなんて~>の長さに山々の深さをしっかりと感じていました。
富山地物朝獲れ魚のお鮨をはじから注文して今回の旅の目的はすべて整いました!!
暮れゆく富山空港を飛び立つ窓の外にはこんな横断幕をもった空港の方の姿を見つけました、ANA航空を利用しての
旅でしたので、お見送りの横断幕です、これもはじめての経験で心遣いに感謝でした。
飛び立てば羽田まではすぐです、そんななかまたまた面白い写真がとれました!!
機内でも後ろの席の男性が気づいて<おい、あれは大きいぞ、どっちが早く着陸するのかな>と窓に顔をつけて
話しているのが聞こえますが撮ってはいないようです、私は姿を追うように撮っていましたが、見失いました。
行きの機内からも高度低く飛ぶ飛行機とクロスするのは見ていましたが、これは初めて撮ったものです。
これからの飛行機の旅は寝ていないで窓の外にも注意!!だわ、と、思いました。
出かける前の<ハプランサス>がこんなに咲いて迎えてくれました、今朝など数えることを諦めるほど見事です。