昨日は12時半、<JR品川駅改札口時計塔>のメールにしたがって、
4名が揃いました。
こんな約束でもない限りはなかなか出かけたいとは思わない残暑です。
金沢からの友人に会ったのは何年ぶりでしょう。
ご主人の故郷、金沢に引越しをして、去年97歳のお母様が亡くなられ、
今は96歳のお母様の妹さんのお世話をご兄弟でなさっていらっしゃるとか、
久し振りの仲間ランチに<都会が懐かしい~>と26階のレストランからの
眺めをしっかりと楽しんでいるようでした。
60代後半3名と70代の私、私以外はそれぞれに高齢者問題をかかえて
いるようで、行く道の私としては参考になる話が多いのです。
<楽している貴女がいちばん若い!!>って、ご冗談でしょ!
私がそんな経験をしているとき、貴女方は<大変ねえ>なんて
他人事だったじゃないの。
<じゅんばん、順番!!>なんて笑ってはなせるのも同じ道を
歩いているからこその励ましです。
<聞いてもらえるから、ここだから...>冗談まじりでも案外ひびく言葉ばかり。
その後、彼女は東京に住んでいる伯母さまのお見舞いに電車を乗り継いで
いきました。 4泊5日の上京中、お見舞い、お墓まいりと忙しそうです。
自分自身を、<極楽とんぼ>と言いながら都会生活を謳歌していた彼女の
いろいろなものをいっぱい背負った後ろ姿を見送りながら、
<頑張りすぎないで~、ね。>と、声をかけたくなりました。
帰ってきてからも、会話が耳の奥に残っていて、しばしベランダの椅子で
空を眺めていました。
来春にはまた、ひとり瀬戸内海の島に移住していきます。
ご主人はもう、そちらでの生活をする基盤づくりに越していっています。
明るく話していても、彼女もご主人のお母様のことで、まだこちらを
引き上げることはできないのです。
<あ~、私も家族にそんな思いをさせてしまうのかしら>と...。
今朝も早くから目を覚ましていますが、いくら考えてもなるようにしか
ならないと、<先ずは出来る限り健康で!!>を目指して、朝から
体を動かしています。
<貴女が一番長生きよ!!>なんの根拠があってそういうのかしら。
<だって、悩みないでしょ~> って、そう思われるのが悩みなのって
言ってはきましたけど。 そう、それも順番なのです。