昨晩、BSテレビのプレミアム8で画家セザンヌを取り上げていて、
とても興味深く観賞していて、そのままのチャンネルの今朝は
MISSONという番組を放送していて、朝からいろいろ考えさせられた。
そして今、終わりに言われた<あなたのミッションは?>との言葉が
頭のなかで反芻しているのです。
実母は3人姉妹で、母はもう亡くなりましたが、次女、三女は80歳台で、
次女は個室のある綺麗なホームで暮らしています。
三女は自分の娘と一緒に暮らしていて、足は悪くしていますが、
それなりに<元気よ!>って、ときどき気分で電話がかかります。
一昨夕、その三女の叔母から電話があり、次女の叔母のことでの連絡でした。
<食事を受けつけなくなって...>とお嫁さんからの言葉に慌てている。
そして、このことについて今後の相談を...とのことだったと。
私もときどき訪れてはいて、大分物忘れが...とは感じていました。
でも、忘れていくことが当人にとっては幸せなときもあるのでは...なんて、
叔母の来し方を思いながら手を握っていたこともあった私でした。
<貴女も立ちあって...> 、 <何故? 叔母の長女に相談しないの?>
<順序が違うでしょ>、<叔母さんが順序を教えてあげたら...>
<でも、あまりうまくいってないようで...>と話は受話器でいったりきたりです。
<とにかく、叔母さんから順序を話してあげて、これはとても大切なことよ>
<他のお手伝いがあったら何でもしますから...>で、一応電話は切った。
電話後から私の頭の中では電話の会話が何度も繰り返えされ、気持ちは暗くなっていく。
今でこそ、<自分の老いにむかっての設計は>なんて、老後計画の本が店頭に並ぶ時代、
叔母たちは学徒動員を経験してきた人生、姉妹のなかではおっとりとしていて、
大変さを微塵も感じさせない叔母なのです。
私と同い年の長男を3年前に亡くし、長男家族と暮らしていたけど、デイケア先で
足を骨折してから病院の勧めでホームに入った。
海の見える環境のよい場所で訪れる私たちも癒されていて、将来はここが...なんて
話していて、<早くいらっしゃい!!>なんて冗談を言っていたのに...。
結果的には先ず、長女のご主人がかわりに先生の話を聞きに湯河原から
来てくれることになったと三女の叔母から今、電話があった。
その様子でお見舞いに出かける約束をしたけど、気持ちは重い。
どうも、長女も持病を持っているらしい。
一家の柱を亡くしたあとのお嫁さんの気持ちに添えるところは私にはあるけど、
ふぅ~とため息が何度も出てしまう。
そう遠くない時期に私にもやってくる問題で、まして骨折でもしたら...、
と思うと<老いの設計>などと暢気なことはいってはいられない。
もう片足はしっかり設計の一歩に踏み入れているのだから...。
そんな気持ちといつでも動けるようにとの気持ちで今週の約束はすべて延期をして、
次の電話を待っているのです。
今日は今のところ晴れてはいますが、流れる空気は湿気を含んでいます。
何も手につかずにいましたが、ようやくキッチンでは宮崎県より取り寄せた
干しタケノコがもどし終わっているので他の野菜と煮はじめました。
宮崎県は口蹄疫問題で大変です。 ただただ早い終息を願っています。