


この時季になると寝室のカーテンをあけるたびに山々の黄葉、紅葉がいちだんと進むのを
感じます、とともに、気温も朝晩、昼間と差がはっきりとしてきていますので、
買い物などで出かけるときには帰り時間を予想しての服装選びになります。
帰ってくるときの駅前バス停で待ちながら真正面にある公園の藤棚の向こうに見える紅葉を
撮ってきました。

かねてから柿のシーズンを迎えるたびに思い出すのはあの軒先につるされている干し柿なのです。
この辺りではお庭の柿をそのままにしているお宅が多く、この頃は門の脇のミカンの木に
たわわに実ったミカンが歩道にまで被さるようにせりだしていて、それでもそのままに
黄色い実がなっている姿が見受けられるのが不思議でならないのです。
通るたびに腰をかがめて触らないように通る私です。
あっ、ミカンでなくて柿の話でしたね、よく全部をとらずに鳥たちのためにてっぺんの柿は
残しておくという話は聞いたことはありますが、ほとんどそのままで残している家が
多いのも<渋柿だから?...>なんて思いながら見上げています。
そこで私、今年は筑波に住んでいる弟夫婦から柿が贈られてきたのをきっかけにして
干し柿づくりに挑戦することにしました。
ネットでも渋柿は出ているのですが、量的なことの想像がつかず躊躇していましたので、
電話で希望を話してお願いして昨夕届いたのが上の写真です。
かなり大きくてずっしりとした重さが剥いている手に感じます。



キッチンにビニールを敷き、その上に剥いた皮が入るようにバケツを置き、ガス台では
大きなお鍋にお湯を沸かしながらいくつかを剥いては紐の両端に結び付けては、
沸騰しているお湯にちゃぽちゃぽと5秒ほど上げ下げしてからベランダに干していました。
場所が足りなくなったのはご覧のように振り分け干しています。
物干し竿のない我が家ですので、エアコンの取り換えのときに業者が忘れていって、
捨てずにおいていたビニール管を利用して干しています。
今日は気温が低いとのことですので、ちょっと安心しています。
うまくいけば三週間ぐらいからそれらしくなるようですので、この間は注意深く見ていこうと
思っています、さてどうなりますか...。
あっ、地震ですね、すぐテレビをつけて様子をみましたが、被害のでるような大きさでは
なかったようで、ほっとしました。
キッチンの清掃は終わらせておりますので、熱いコーヒーを入れて、干した柿を眺めながら
ほっとひと息つきましょうか...。