ホンダ S500 SA280型(1964年、日本)
トヨタ博物館訪問記、今回は国産のスポーツ系乗用車をメインにご紹介してみます。
S500は2輪メーカーとして名を馳せていたホンダが4輪市場へ進出し、1963年にライトウェイトスポーツ分野に投入した1台。
531ccの超小型4気筒ツインカムCVキャブエンジンで最高速度130km/hという驚異的なパフォーマンスを実現し、軽快なツーシーターオープンボディから若者たちの憧れを一身に集めました。
トヨタ スポーツ800 UP15型(1965年、日本)
当時トヨタが生産していた最小のモデルである大衆車パブリカのエンジンとシャシーを使って1965年4月に登場したS800
空気力学を重視した機能的なスタイルはそのままに、コストダウンによって価格は59.5万円を実現。まさに大衆のためのスポーツカーでした。
ご存知、トヨタ 2000GT MF10型(1968年、日本)
大きなフォグランプは前期型の特徴ですね。
オイルショックや排出ガス規制などに縛られなかった60年代には世界中で魅力的なスポーツカーが数多く誕生しました。
その時、我が国で誕生したのがこのかつてない高性能なグランツーリスモ、トヨタ2000GTになります。
ロングノーズのスタイリングやバックボーンフレーム構造、6気筒ツインカムなどデザイナーやエンジニアが思う存分に腕をふるい、世界水準の高性能車を作り上げました。
ニッサン フェアレディ Z432(1970年、日本)
1969年11月に登場したフェアレディZはデザインの格好良さや装備の充実、割安な価格で人気を博し、その後も日産を代表するスポーツカーとなってますね。
中でもZ432は最高級バージョンとしてスカイラインGT-Rと同じ6気筒DOHCエンジンを搭載し、最高速度は210km/hをマークしました。
管理人も子供の頃はフェアレディがめっちゃ格好イイと思ったものでした
車名の432は4バルブ、3キャブレター、2カムシャフトを意味しています。
マツダ コスモスポーツ L10B型(1969年、日本)
管理人ど同世代の諸兄にとっては『帰ってきたウルトラマン』のMAT Vehicleと言った方が馴染みがありますね(笑)
ドイツNSU社との技術提携で、東洋工業(現マツダ)が1967年に我が国初のロータリーエンジン搭載車としてマツダコスモスポーツの発売を開始しました。
インパクトのある近未来的なフォルムと491cc×2の小排気量ながら、レシプロエンジンの2リッタークラスをもしのぐの出力と高性能性から注目を浴びたスポーツモデルとなりました。
トヨタ セリカ TA22型(1970年、日本)
1970年に登場したセリ力は我が国初の本格的スペシャルティカーとして、それまでのセダンスタイルとはまったく異なったスタイリッシュな2ドアクーペで大ヒットカーとなりました。
上級モデルは高性能ツインカムを組み合わせ、高速安定性やコーナリング性能など優れたトータルバランスを持ち、どんな好みにも対応できるフルチョイスシステムを採用。価格も57万円から100万円まで幅広く設定されていました。
管理人も今でもその後ろ姿が記憶に残ってます。今見てもこのお尻のセクシーさはたまらんもんがありますね。当時のセリカ2000GTの厳ついリアビューも強く印象に残ってます。
つづく
過去記事<トヨタ博物館訪問記(6) 60年代の国産名車2>
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