書名:ガンと戦った昭和史 塚本憲甫と医師たち
著者:塚本哲也
出版社:文春文庫
出版年:1995年
ジャンル:ノンフィクション
内容紹介(背表紙説明より)
ガンの放射線治療の世界的権威で、第四代国立がんセンター総長塚本憲甫。飾らない人柄と公平な態度で誰からも敬愛された塚本の生涯をたどりながら、様々な医師の活躍、池田勇人、高見順、市川左団次ら患者たちとの心温まる交流を通して、日本におけるガン征圧の苦闘の歴史を描いた大河ノンフィクション。
ガンの放射線治療の世界的な権威で、"臨床の鬼"と言われ、日本におけるガン征圧の最前線で戦ってきた塚本憲甫(けんぽ)医師の生涯を描いた本作は第8回講談社ノンフィクション賞を受賞しました。
東大、癌研、放医研、がんセンターでガン撲滅に尽力した塚本医師の生涯は読みごたえがあり、感銘を受けました。
著者の塚本哲也氏は憲甫氏の長女の夫で、毎日新聞記者や防衛大学校教授を務めたそうです。
その人柄から、患者や医師に敬愛された塚本医師も最後はガンに侵され、がんセンター総長に在職のまま亡くなってしまうという結末は衝撃的でした。。。
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