滋賀県甲賀市にある『甲賀市くすり学習館』(入館無料)。
9/19から始まった企画展「くすりと甲賀忍者 その知恵と技術」を見に行ってきました。
その様子はこちら → 過去記事<くすりと甲賀忍者>
エントランスに入ると佐伯チズさんの書籍類が色々置いてあります。
美容アドバイザーとして有名な佐伯チズさんは生まれこそ満州ですが、終戦の前に帰国し、ここ甲賀の地のご親戚の元で育ちました。残念ながら今年の6月に筋萎縮性側索硬化症で76年の人生に幕を下ろしました。
常設展示室では配置売薬など薬業関連の資料、製薬道具やくすり看板・くすり広告など江戸時代からの資料が歴史の流れに沿って展示してあります。
薬研(やげん)
生薬などの薬材を碾いて粉末にしたり、磨り潰して汁を作ったりするための道具です。
時代劇で町医者が使ってるシーンが時々出てきたりしますね。
古くから配置売薬で各地を廻っていた商人が使っていた道具が並んでます。
スパークのホーロー看板が懐かしい
昔、『♪風邪にスパーク、お早めに~』っていうTV CMありましたよね。全国区なのかローカルCMなのか覚えてませんが・・・。
昔のくすりのパッケージも色々展示されてて、桃太郎をモチーフにした小児かぜぐすりの袋が印象的でした。
ただ、それまで自由に使うことができた健康測定や美肌診断ができる測定機器類はコロナのためか、全部撤去されてましたね、残念
くすり学習館ではこの他、薬草の検索データベースや薬の歴史映像視聴、丸薬の手作り体験などもできたりします。
滋賀県内にある製薬企業の製品群。
県内には小さなジェネリック系の製薬企業からアストラゼネカ、バイエルなどのメガファーマの工場も点在してます。
特別展示として、疫病退散にご利益があるというお守りや神事の道具なども展示してあって、小さな博物館ながら色々趣向が凝らされてましたね。
コロナ禍で一躍有名になったアマビエ。
肥後国(熊本)の海から現れ、豊作の予言と「疫病が流行したときは自身の姿を絵に書いて人々に見せよ」と言い残して去っていった妖怪(?)です。
ホント、アマビエ様に一刻も早くコロナの退散をお願いしたいですね
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