2014年1月
滋賀県犬上郡多賀町にある多賀大社(たがたいしゃ)に2014年の1月に訪れた時の様子を紹介します。
1月の中頃に行ったように記憶してますが、まだ参道や境内は初詣の参拝者で賑やかでした。
一般的に関西では初詣は1月15日の小正月までとされてます。
多賀大社は伊邪那岐大神、伊邪那美大神を祭神とする滋賀県第一の大社で、延命長寿・縁結び・厄除けの神様として鎌倉時代から信仰を集め、「お多賀さん」の愛称で親しまれています。
伊勢神宮の主祭神の天照大神は伊邪那岐大神、伊邪那美大神の子どもであったことから、「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」という伊勢神宮に対する上から目線の俗謡もあり(笑)、中世から近世にかけては伊勢神宮、熊野三山とならんで多賀大社への参詣も庶民の憧れでした。
拝殿
豊臣秀吉は米一万石を多賀大社に奉納して母の大政所の病気平癒を祈り、境内の太閤橋や奥書院庭園は秀吉の寄進によって造られたと伝えられてます。
江戸時代には火災や強風で社殿の消失や倒壊に何度か見舞われ、立派な本殿や社殿も新築を繰り返したので、国の重要文化財などには指定されてません。
摂社の金咲稲荷神社
コロナ禍が始まってから開催されているのかは分かりませんが、9月~12月に多賀大社境内ではライトアップイベントの『神あかり・祈りの石ころあかり』も行われ、幻想的な雰囲気になります。
数年前に訪れた時のひとコマです。
絵馬は杓子(しゃくし)の形をしていますね。
かつて、多賀社の神官らが元正天皇の病気平癒を祈念して強飯(こわめし)を炊き、杓子を添えて献上したところ全快し、杓子は無病長寿の縁起ものとなりました。
俗にお多賀杓子と呼ばれたものが後に調理道具の名前の玉杓子やお玉に転じました。
カエルの幼生のオタマジャクシは玉杓子に似てるからその名が付きましたが、その語源の大元は多賀大社のお多賀杓子にあることになりますね
境内には長寿そばが頂ける食堂もあります。
参道には名物の糸切餅(いときりもち)のお店が数件並んでます。
中に餡が入った細長い餅を三味線の糸で数センチに切ったものであることから糸切餅と呼ばれてます。
糸切餅の表面には青と赤のラインが描かれてます。
実はこれ、およそ750年前の鎌倉時代に日本に襲来した蒙古軍(いわゆる元寇)の旗印で、それを断ち切って撃退するという願いが込められてました。昔は弓の弦を使って切っていたそうです。
美味しいお餅ですが、年に2, 3回はお土産に貰ったりするので飽きちゃいました(爆)
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毎年、初詣に行っていました!
多賀大社まだ行ってません!
行ってみたいです、蕎麦と餅も気になるし…(笑
コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
滋賀におられた時は多賀大社に初詣に行かれてたんですね。
私も何度か多賀大社には行ってますが、初詣での時期に訪れたのはこの時が初めてでした。
いつもありがとうございます。
お疲れ様です。
糸切餅美味しいですよ!
私は何度も食べたことがあるから飽きちゃいましたが(笑)
ぜひ、行ってみて下さい。
一応、名神の多賀SA上り、新名神土山SAでも売ってるみたいです。