「熊野川(川の古道)」
由来・歴史
下流の河口部に熊野速玉大社が鎮座しており、平安時代から中辺路ルートで熊野三山を参詣する際には、交通手段として舟運を利用することが多かった。両岸には深い山々がせまり、点在する奇岩怪岩は、12世紀には「熊野権現の持ち物」と考えられ、様々な伝承が語られてきた故事がある。
水質保全活動
毎年、春先から夏場にかけて大水で流れついたゴミの清掃を新宮市熊野川町田長から、速玉大社裏までの間2回程行なう。また、地元カヌークラブとの協賛により同河川の清掃を定期的に行なっている。
周辺の自然環境
古くから熊野詣での「川の参詣道」として利用され、世界遺産に登録されており、日本を代表する歴史と文化を兼ね備えた清流である。筏による木材運搬の輸送路として、河口の都市部の発展に大きく貢献した歴史を持つ。
利用状況
新宮市は木材輸送で栄えた町で、伐採された木材を筏にし、熊野川と北山川を下って新宮に運ばれていた。現在、木材輸送は陸路に切り替わり、筏流しは支流の北山川で観光筏下りとして昭和54年(1979年)に復活した。
また、新宮市民の飲料水、生活用水として活用されている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=70 より
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