いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<B級ご当地グルメ> 岩手 いちのせきハラミ焼

2024-05-02 08:11:25 | B級ご当地グルメ

 「いちのせきハラミ焼~希少な「幻の肉」鶏ハラミ~岩手県一関市」

 いちのせきハラミ焼とは
 『いちのせきハラミ焼』は、岩手県一関市室根町の新ご当地B級グルメ。鶏の腹膜(ハラミ)をニンニクの芽やタマネギとともに味噌ダレで炒めた料理です。

 町おこしの一貫として、地元でボランティア活動をしている若者たちが開発し、グルメイベントへの出展を中心としてPR活動を進め、2011年3月からは地元の飲食店やスーパーでも販売が開始されています。

 まぼろしの肉 鶏ハラミ
 鶏ハラミは、1羽から約10g~30gしかとれない希少部位で、鶏肉の中でも最も薄い肉で、取り出すのに手間がかかるため「幻の肉」とも言われています。
 コリコリとした鶏肉とは思えない食感で、知名度は低いものの、ビールや酒のおつまみに、好んで食べる人も多いといいます。

 最近ではネット通販でも見られるようになってきていますが、一般の飲食店で提供されることはほとんどありません。

 いちのせきの銘柄鶏『いわいどり』
 一関市室根町は、岩手県の山間地域に位置しており、農業には不利な地域ということもあり、鶏の生産が発達してきました。

 銘柄鶏『いわいどり』は、木酢液やヨモギ、海藻など添加した飼料を与えることで、生臭さがなく甘味とコクが強い低コレステロールの肉として有名で、『いちのせきハラミ焼』もこの鶏をはじめ、地元で育った自慢の鶏が使われています。

 都道府県 岩手県
 地域 岩手県一関市室根町
 推進団体 なじょったべ隊

*https://b9navi.com/%e3%81%84%e3%81%a1%e3%81%ae%e3%81%9b%e3%81%8d%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%83%9f%e7%84%bc/ より

 いちのせきハラミ焼なじょったべ隊

 基本情報
(idea 2024年4月号掲載)※掲載当時と現在では情報が変わっている可能性があります。

 「地域をもっと元気にしたい!」をモットーに、「いちのせきハラミ焼」を通して、一関を広く全国に紹介・宣伝し、一関の良さを広めるべく活動中。関東支部(駅伝等、室根に縁のある若者の集まり)会員、サポートメンバーなども合わせると、約50人ほどで活動(主要メンバーは13人)。

 「地域を元気に!」をモットーに
 はじまりは若者たちの軽いノリ
 1羽の鶏から約20g(2個)しか取れない希少部位「鶏ハラミ」。玉ねぎとニンニクの芽とともに味噌ベースの特製だれを絡めて鉄板で焼けば、コリコリとした食感と甘辛い味付けがクセになる「いちのせきハラミ焼」の完成です。

 このハラミ焼を「ご当地グルメ」として開発し、「ご当地グルメによるまちおこし」に取り組むのが室根町の若者を中心に活動する「いちのせきハラミ焼なじょったべ隊」です。

 室根公民館(現一関市室根市民センター)では平成3年より「青年ふれあい塾」と題し、青年層向けの社会教育事業に取り組んでおり、各種研修や若者同士の交流のほか、エコキャップ回収や、米寿を迎えた方へ記念品の贈呈などの企画は、現在も続けられています。

 そんな「青年ふれあい塾」の中で平成21年、話題にあがったのが、当時全国的に注目が高まっていた「B-1グランプリ」。ご当地グルメでまちおこしを行うボランティア団体による祭典です。「B-1出展を目指すことで、地域に何か貢献できるのでは」そんな若さゆえの軽いノリが全ての始まりでした。

 青年ふれあい塾から独立。まちおこし団体へ
 「ご当地グルメ」を掘り起こすため、青年ふれあい塾の活動の中で、まずは家庭料理を各自が持ち寄ることに。その中の一つに、鶏ハラミを使った料理があり、メンバーたちが注目。当時、鶏ハラミの認知度は低く、鶏肉製造の段階でも鶏ガラと一緒にされていたのですが、「昔は食べていたらしい」という情報から、調理してみたところ、塾生の間でも高評価。

 「かつては食べられていた料理の復活」という文脈で、鶏ハラミをご当地グルメ化していくことになったのです。

 「B-1グランプリ」への出展には「愛Bリーグ」への加盟が必要で、その加盟には様々な条件が。営利を求めないボランティア団体であり、「食」を売るのではなく「地域」を売る……。室根を盛り上げようと活動していた若者たちには、名称を「むろね」にするか「いちのせき」にするかの葛藤がありましたが、検討を重ねた結果、「全国にPRするのであれば『いちのせき』の方が良いのでは」と、「いちのせき」を選択し、広い一関市をPRしていくことを決めたのです。

 視察や研修、メニュー開発を進め、平成23年7月には室根町の夏まつりにて無料試食会を実施。同年9月に愛Bリーグへのオブザーバー登録という、夢への第1歩を果たします。この登録とともに、青年ふれあい塾から独立し、なじょったべ隊を結成。震災復興の機運もあり、結成直後からイベント出展ラッシュ状態となったのです。

 「まちおこし」において本当に必要なこととは
 週1回以上のペースで出展を続ける日々でしたが、その活動実績が認められ、平成25年、北海道・東北支部会員になると、同年9月、「北海道・東北B-1グランプ㏌十和田」に出展。翌年には本部加盟団体となり、同年10月、ついに夢の舞台「B-1グランプリ㏌郡山」への出展を果たします。

 全国大会規模だと、必要となるスタッフは50人以上(大会コンセプト上、食の提供スタッフと同等数の地域PRスタッフを用意する必要あり)。出展2か月前から様々なシミュレーションをします。ブース内レイアウトの検討時に活躍するのが、製造業関係に勤めるメンバー。効率の良い動線や作業手順などを提案してくれます。接客業に従事するメンバーがお客さん対応のノウハウを、保育所等に勤めるメンバーが地域PRのパフォーマンスを検討するなど、メンバーの得意分野を活かしながら、通算4回の全国大会出展をこなすまでに成長しました。

 コロナ禍で大会の見合わせが続いていましたが、目的が「まちおこし」である以上、「今の体制でできること、出展ではないやり方を考え、実践している」という同会。室根地域の小学校への出前授業は5年以上続いており「まちづくりに関心をもつきっかけにして欲しい。いろんなやり方があって良くて、自分たちはその一つにすぎない」と、子どもたちの視野を広げる一助を担います。

 市外でのPR活動に注力してきた同会が、今後、活動を通して目指すのは「市内の交流人口を増やす」こと。旧町村の垣根を超え、互いに交流し、PRし合えるようなまちを目指し、活動を続けます。

 活動を通じた今後の目標は?
 いちのせきハラミ焼なじょったべ隊 鶏総裁 山本郷さん
 32歳でUターンし、青年ふれあい塾に参加。愛Bリーグ支部会員になる際に「鶏総裁」という役職を創設し、会の顧問的な位置づけを担っています。

 A.ワクワクする活動で一関を楽しい街に‼

 いちのせきハラミ焼なじょったべ隊 頭鶏 星和行さん
 2代目頭鶏として、出展時はもちろん、出前授業なども精力的にこなす傍ら、なじょったべ隊の独立後も、青年ふれあい塾では後進の若者たちをサポート。

 A.B-1グランプリを一関で

*https://b9navi.com/%e3%81%84%e3%81%a1%e3%81%ae%e3%81%9b%e3%81%8d%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%83%9f%e7%84%bc/ より

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« うまいッ! NHK「シャリシャ... | トップ | <伝統野菜> 熊本 あかどい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

B級ご当地グルメ」カテゴリの最新記事