「狐火」
冬の暗夜、山野に見える怪しい火。鬼火、燐火などの類である。狐が口から吐いているという俗説に基づく。
子季語に、狐の提灯がある。
*https://kigosai.sub.jp/001/archives/5370 より
妖怪大図鑑〜其の弐百七 狐火(きつねび)
怖さ:2
山の妖怪
出没地域:有田川町周辺
野や山に提灯や松明のような火が一列に現れ、ついたり消えたりする。正体は分からないが、俗信としては狐が口から吹いた火とか、狐が骨をくわえて息を吹くときに発する火と言われている。ちなみにいくら近づこうとしても、途中で火が消えてしまうらしい。春から秋にかけてよく見られ、蒸し暑い夏、天気の変わり目に現れやすいようだ。和歌山県では有田川町周辺で目撃譚が多い。この怪火が提灯行列に見えることから「狐の嫁入り」とも呼ばれる。また、天気雨のことも「狐の嫁入り」というが、それは晴れているのに雨が降るという現象を狐に化かされているととらえたからだという。
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(ニュース和歌山/2020年7月25日更新)
*https://www.nwn.jp/feature/200725yokai_kitsunebi/ より
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