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< 郷土料理 > 埼玉 ねぎぬた

2024-08-30 08:22:27 | 郷土料理

 「ねぎぬた」

 主な伝承地域 深谷市、県内全域

 主な使用食材 ネギ

 歴史・由来・関連行事
 埼玉県はネギの生産量が全国でも2番目に多く、その量はなんと50,600トン(農林水産省「令和2年産・作物調査(野菜)」。作付面積は2,230平米と全国で最も広く、ネギは埼玉県有数の地場産物のひとつだと言える。県南東部の越谷市、吉川市、三郷市などでは夏ネギが、県北東部の深谷市では冬ネギが栽培されており、特に「深谷ねぎ」はブランド化している。深谷市では、ネギそのものの風味が味わえるネギ焼きをはじめ、かきあげや白和え、南蛮漬けなどの料理に用いられる。とりわけ、深谷市の郷土料理である「煮ぼうとう」には欠かせない。ネギを使った料理の中でも、祝い事に欠かせないのは「ねぎぬた」だ。特に、冬ネギは甘みが強い上にとろけるような食感があり、酢味噌の風味とよく合い、その味わいは格別である。祝い事では、出席者に出されると「もうすぐお開きですよ」という合図になった。

 食習の機会や時季
 「ねぎぬた」は、日常的に食される家庭料理であるとともに、結婚式など祝いの席に供される料理である。中でも、締めくくりの料理として登場することが多い。深谷市では、11月23日を「深谷ねぎらいの日」と定め、花束ならぬネギを束ねたねぎ束をお世話になった人に贈るイベントが行われている。

 飲食方法
 深谷ねぎを3cmくらいの長さに切り、やわらかく蒸し上げた後、ざるに上げて冷ます。ごまをフライパンで炒り、すり鉢でする。すりごまと砂糖、味噌、酢を合わせ、水気をしっかり絞ったねぎとあえる。イカやちくわを加えてもおいしい。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で一般的に作られるほか、県内の飲食店でも味わえる。また、近年では、郷土料理を次世代に継承する目的で学校給食にも登場する。  

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_9_saitama.html より


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