2月3日は「節分」。
今では全国区になっったかも?知れない「恵方巻」ですが・・・
そもそも「恵方巻」って何?と言われているのも事実。
ただ、大阪人にとって「節分=豆まき=恵方巻」は、昭和の時代から続いている風習であります。
某スーパーさんの策略にのって全国区になったというものの、単に「恵方巻の販促」に踊らされているのは少し残念。
この「恵方巻」、意外に知られていないことがあります。
単に「巻きずし・太巻き」ではないんです。
「恵方巻」とは、節分に恵方を向いて無言で食べると良いとされる巻き寿司のこと。
太巻きには7種類の具材を使うとされる。その数は商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだもので、福を巻き込むと意味付けされる。別の解釈もあり、太巻きを逃げた鬼が忘れていった金棒(鬼の金棒)に見立てて、鬼退治と捉える説もある。具材は特定の7種の素材が決まっているわけではないが、代表例として以下が用いられる(なお、7種類ではない場合もある)。
かんぴょう
キュウリ
伊達巻(だし巻・厚焼き卵)
ウナギ(アナゴ)
桜でんぶ
シイタケ煮 *Wikipedia より
海老
「7種の縁起物」の具材が巻かれたものが、昭和40年代の大阪では一般的だった。なにせ「米屋」だけに、当時のお得意先であったお寿司屋さんからよく聞かされたものでした。
かんぴょうは、細く長い形から「長生きできるように」という願いが込められています。
きゅうりは、その名前から「9つの利」をもたらしてくれるといわれています。
伊達巻(だし巻・厚焼き卵)は、その黄色い色から、財の豊かさ、金運のげん担ぎとして使われます。
ウナギは、「うなぎのぼり」という言葉からもわかるように、出世や上昇などの意味があります。また、うなぎの長い姿が長寿を表しているともいわれています。
桜でんぶは、鯛などの白味魚をほぐし、鮮やかなピンク色に仕上げてあるもの。鯛は「めでたい」という言葉がかかった縁起物であり、ピンク色が華やかさを演出してくれます。
シイタケ煮は、古来より神様のお供え物とされていました。また。傘の形が陣笠に似ているため、身を守ってくれるという意味があります。
海老は、紅白の色と目玉が飛び出ていることから「めでたし」という語呂合わせに使われる縁起食材です。また、曲がった腰と、長いひげを持つため、健康長寿の象徴とされています。
まぁどれも「こじつけ」「あとづけ」の感は否めませんが(笑
全国区となった「恵方巻」は、今や「巻きずし」だけでなく、ロールケーキなど幅広く変化しています。
元来の「風習」や「形」を知った上で楽しんでもらえると幸いです。
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