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<都市の異名> 岳都 2.

2022-08-23 06:38:46 | 都市の異名

 「岳都 富山市」

 広がる運動・岳都・富山市   北日本新聞 07.03.....N0.163
 3000メートル級の山々を市内から望むことができる県都は、全国で富山市を除けば数少ない。作家の深田久弥氏が『日本百名山』で「太刀(たち)の鋭さと靱(つよ)さとを持っている」と書いた剣岳(2,998メートル)をはじめ、立山(3,015メートル)や大日岳(2,501メートル)、薬師岳(2,926メートル)など、北アルプスの名だたる山々を一望できる富山市は、日本を代表する「岳都」だ。

 富山市は平成10年に、市内各地から立山連峰を見渡せる展望地点を、市民の公募で選定した。白岩川左岸の水橋商工文化会館周辺をはじめ、国道8号の富山東パーキング、稲荷公園、呉羽山公園など計11カ所で、市政要覧などで「立山あおぐ特等席。富山市」として紹介している。


 3000 m 級 一 望 の 県 都
 5月2日、富山市の新保文化会館で開かれたタウンミーティングで、森市長に住民から「立山の眺望をもっと全国にアピールしてはどうか」と質問があった。新保地区にある富山空港も、11カ所の「特等席」に選定されている。市長は「詳細な気象データを積み上げ、立山連峰がはっきり見える特異日を調べる。これを元に眺望予報を行い、市のホームページで情報提供し誘客に活用したい」と意欲的に構想を話した。

 8月に発足する立山黒部自然環境保全・国際観光促進協議会は、森市長に顧問として協議会への参画を要請することにしている。活動の柱となっている立山・黒部両地域の世界遺産登録を目指すうえで、岳都・富山市にも積極的にかかわってもらいたい考えだ。

 市街から見える北アルプスの山々を世界遺産に登録しようとの取り組みは、長野県松本市が先行している。国宝・松本城の世界遺産登録を目指す推進実行委員会を昨年7月に設立した。会長になった有賀市長の提言で、松本城だけでなく、安曇村や穂高町にある北アルプスの穂高連山なども含め、広いエリアを世界遺産に登録できないか研究している。

 世界遺産登録の運動をきっかけに、北アルプスを望む岳都・松本市の魅力を国内外に発信したい考えだ。昨年10月には、富山市やスイス・グリンデルワルドなど、世界13カ国から計19の山岳都市の代表を招き「世界岳都都市会議」を開催した。登山や山岳観光、自然環境との共生について考える岳都同士の国際的なネットワークづくりを進めている。

 立山開山1300年の昨年4月、雪をかぶった立山連峰が広がる富山市の呉羽山展望台に、立山開山の祖とされる佐伯有頼の銅像が建てられた。建立の会代表を務めた、元県立図書館長の広瀬誠さん(80)=同市星井町=は「郷土の自然を愛する県民のシンボルとして、立山の自然と文化を語る拠点にしたい」と語った。

 台座の上に立つ有頼少年像が、真っすぐに指さす先の立山が世界遺産に登録されれば、岳都・富山市の世界的な知名度をさらに押し上げるのは間違いない。

*http://www.kitanippon.co.jp/pub/hensyu/2001/21c/chap10/163.html より

 


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