日経トレンディ 2023 ヒット予測100
22位 「BeReal」
Be Realは、リアルな日常の風景を投稿するアプリです。
Be Realは、1日1回、ランダムな時間にアプリからの通知が来る仕組みになっており、この時間をあらかじめ知ることはできません。
また、この通知には2分という制限時間が設けられています。
この制限時間が過ぎた後も投稿を行うことは可能ですが、「○○分遅れで投稿」というメッセージが自分以外のユーザーにも表示されるため、おのずと2分以内での投稿が促されるようなシステムとなっています。
通知が来てから2分以内に写真を撮って投稿するシステムであるため、Instagramを始めとする従来のSNSのように”映える”写真や写りの良い写真を選定することが出来ず、ユーザーには等身大のリアルな姿を投稿することが自然と要求されます。
また、Be Realでは連絡先から友人とつながることが出来るようになっていますが、先述した1日に1回の投稿を行わない限り友人の投稿を閲覧することが出来ない仕組みになっています。
「見る専門」アカウントを利用するユーザーも多く見られる他SNSと違い、閲覧のために自身も参加することを求められる点が特徴的です。
また、投稿した写真を削除することも可能ですが、投稿を削除できるのは1日1回までとなっています。
この仕組みも、撮りなおした写りの良い写真を使って投稿を行うユーザーが増えないようにするための仕組みとなっています。
以上のように、Be Realは、これまでメインストリームとなっていたSNSとは全く性質の違う新しいSNSであることが伺えます。
*https://find-model.jp/insta-lab/sns-application-be-real/ より
「リアル」の写真投稿なので「映えない」SNS言われている。「映える」ことばかりにもう飽きたのでは?
そろそろターニングポイントに。
単純計算ですが「会員数×1~2写真×365日」のリアル写真が会員の条件から必然的にインターネット上に露出されることになります。これは「BeReal」の会員条件が理由です。会員は通知から2分以内の投稿が強制されるからです。当然投稿者周辺の盗撮写真も増加します。投稿者本人が意識しなくても盗撮写真が必然的に増加するのです。「盗撮数増加&盗撮に対する犯罪意識の低下というリアル」は避けられません。
「BeReal」の会員になっている学生は盗撮の常習犯として停学や退学ならないのでしょうか。