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<日本酒メーカー> 岩手 紫波酒造店

2024-02-26 08:20:20 | 日本酒

 「紫波酒造店」

 創業は明治36年12月。

 初代廣田喜平治がこの地で当時評判だった造り酒屋を譲り受け、戦後以降「廣田酒造店」として今日まで酒造りを続けています。
 そして令和4年10月、企業力のさらなる向上のため、個人事業主から法人となり「株式会社紫波酒造店」に社名を変更いたしました。

 地域・地元のお祭りや祝い事を始め、多くの酒席に花を添える一献として「廣く多くの人々に喜ばれる酒」として生まれた『廣喜』は、今でも当蔵を代表する銘柄として親しまれています。

 南部杜氏発祥の里 紫波
 岩手南部の地が杜氏の里として栄え始めたのは江戸初期、1678年(延宝6年)。祖・村井権兵衛が今の紫波町志和地区で酒造りをはじめた頃からであり、近江商人であった権兵衛が大阪三池より池田流の『すみ酒』の醸造技術を持ち込んでからの歴史です。

 その技術は南部領内に広まり、新たな南部流・南部杜氏の基礎が築き上げられました。その技は先進技術を共に今日まで守り育てられ、受け継がれた伝統の技は広く全国の酒蔵に出向き銘酒を醸し続けており、日本最大級の杜氏集団の里として今日に至っております。

 紫波酒造店の酒造り

 『岩手の味』を生み出すお米
 米どころの酒蔵として、岩手の風土や水にあう岩手県産米を使用しています。やわらかく、旨みのしっかりとした味が特徴のお米です。また、当蔵の裏には廣田酒造店の田んぼで、岩手の酒造好適米『結の香』を育てております。

 酒造りに愛される水
 紫波町にある水分(みずわけ)神社。神社境内からは良質な水が湧きだしております。ここの湧き水は美味しいと評判でわざわざ汲みに来る人たちがいるほどです。こちらの水系の水は、廣田のお酒を造るのに欠かせない水です。くせがなくやわらかい、やさしい水なので搾りたての新酒もギズギズすることなく、スッキリした味わいになります。

 東北の気候を生かす
 岩手の冬の寒さは大変厳しいものです。しかし、当蔵のように小さな酒蔵にとっては、凍てつく寒さもまた「恵みの寒さ」です。機械で管理されたお酒ではなく、岩手の寒さが自然の冷却装置となって美味しいお酒が造られます。

 挑み続ける職人
 南部杜氏初の女性杜氏、小野氏を筆頭に日々お酒造りに励んでいます。お米の旨みを最大限に表現することを目標に古い伝統的な造りに、新しい造り方を融合して新しいお酒を造ることに取り組んでいます。試行錯誤の連続ながらも、挑み続ける蔵の職人たちの技術と信念が、美味しいお酒を生み出します。

 酸基醴酛(さんきあまざけもと)製法について
 江戸時代から伝わっている生酛系の造りの一種ですが、高温の仕込み水で糖化した蒸米に、それぞれの酒の個性に合わせ選抜した乳酸菌を添加し、酒母を立てます。個性とはもちろん「米の品種」と「磨きの度合い」です。

 それによって、それぞれの「米の味わい」が変わってきて、お楽しみいただける商品のバリエーションが出来上がっていきます。

 蔵元、杜氏、蔵人

 【蔵元】五代目 廣田 英俊
 初代廣田喜平治より南部杜氏発祥の郷」紫波にて、明治36年の創業から『廣く喜ばれる』酒造りを続けて参りました。岩手の米と地元東根山のやわらかな伏流水を原料に、南部杜氏の伝統の技できめ細かに仕込んでおります。
 また、今年の造り(29BY)より、古くて新しい製法「酸基醴酛」にて米の味を最大限に活かした米の旨み溢れる酒造りに挑戦し、今まで以上に廣く喜ばれる酒を造っていきたいと思います。

 【杜氏】小野 裕美
 お米の旨みを最大限表現できるようチャレンジすることと、明るく楽しくのびのびとした酒造りをしたいです。

 株式会社 紫波酒造店 岩手県紫波郡紫波町宮手字泉屋敷2-4

 代表銘柄

純米大吟醸 廣喜 磨き四割

岩手最上級酒米で醸した純米大吟醸

岩手県の最上級酒米『結の香』を4割まで磨いた純米大吟醸酒。
気品あふれる香りと透明感のある甘さの岩手・廣喜の最上級の味わいをご堪能ください。

 

商品詳細
原料米 岩手県産結の香 精米歩合 40%
日本酒度 -2 アルコール度数 16度
合うお料理 帆立の刺身など オススメ温度 冷酒~常温


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