「バドミントン」
バドミントンは2020年東京大会から正式競技に採用された。アジアを中心に競技人口が多く、パラリンピックの正式競技になる前からアジアパラ競技大会などの国際大会で実施されてきた。
立位や車いすなど、障がいの種類や程度によって分けられたクラスごとに競技が行われる。ラケットやシャトルは一般と同じものを使用し、基本的なルールは同じ。シングルス戦とダブルス戦があり、1ゲーム21点方式で2ゲーム先取した選手の勝利となる。
ネットの高さも一般と同じだが、クラスによってコートのプレーエリアを設定することで、バドミントンならではの激しいラリーや駆け引きを実現している。例えば、下肢に重い障がいのある立位クラス(SL3)のシングルスでは、通常の半分の広さのコートでシングルス戦が行われる。車いすカテゴリーの2つのクラス(WH1、WH2)では、通常の半分のコートからさらにネットとショートサービスラインの間もアウトとなる。
対象障がい:肢体不自由
*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/badminton.html より
【パリ2024パラリンピック実施種目】
・Men’s Singles WH1
・Men’s Singles WH2
・Men’s Singles SL3
・Men’s Singles SL4
・Men’s Singles SU5
・Men’s Singles SH6
・Men’s Doubles WH1-2
・Women’s Singles WH1
・Women’s Singles WH2
・Women’s Singles SL3
・Women’s Singles SL4
・Women’s Singles SU5
・Women’s Singles SH6
・Women’s Doubles WH1-2
・Mixed Doubles SL3-SU5
・Mixed Doubles SH6
Point 観戦のポイント
『半面』ならではの“駆け引きとラリー
車いすのクラスのシングルスは半面で行い、全面コートより攻撃のテンポが速くなる。そのため、車いすの勢いを計算した上でひと漕ぎでシャトルの落下点に入るチェアワーク、同時にスイングの体勢をとるスキル、そして配球を読む力が求められる。もちろんスタミナも不可欠だが、むしろ技術の習熟度とメンタルの強さが勝利のカギを握る。大量の点差があっという間にひっくり返ることも。「コートが狭いからこその戦略的な駆け引き」は見ごたえ十分だ。
*https://www.parasapo.tokyo/sports/badminton より
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