「猿庫の泉」
猿庫の泉(さるくらのいずみ)は風越山山麓の天竜川水系円悟沢に湧出している軟水の泉で1985年(昭和60年)環境省により名水百選に選ばれる。
1829年に茶道宗徧流・不蔵庵龍渓(ふぞうあんりゅうけい)が茶の湯に最適な水を求めて天竜川水系を探していたところ発見したといわれる。石組や茶席が建設され、2月に初釜茶会、5月に野点茶会、4月から10月の日曜、祝日に野点呈茶を行っている。
*Wikipedia より
江戸時代、茶道家の不蔵庵龍渓宗匠が茶に適した水を求め、諸国を遍歴中に天竜川下流の水のうまさに心をひかれ、その源を尋ね川をさかのぼること十里(約40km)。ついに風越山麓松川渓谷にこの泉を探し当てた…と言われている。
水質・水量
水量は選定当時から良好。お茶に適した水と言われている。
由来・歴史
猿庫の泉は、昔から茶の湯に適すことで知られ、応永年間(1394~1428)には茶道を極めた城主がいたとされている。文化文政(1804~1830)の頃には、時の飯田城主掘公が城内に数奇屋を建て、毎朝家来に馬を駆けさせこの水で茶の湯を点てたという故事も残る。
茶道家の不蔵庵龍渓宗匠(ふぞうあんりゅうけいそうしょう)が茶に適した水を求め、諸国を遍歴中についに風越山麓松川渓谷にこの泉を探し当てた…という話は、今も語り継がれ、市民はもとより、ここを訪れる多くの人々に親しまれている。
名水百選に選ばれる前から、地域の方々により大切に守られている。
水質保全活動
地元の猿庫の泉保存会により、名水周辺の定期的な清掃活動がおこなわれている。
おすすめの時期-(特に4~5月は新緑が素晴らしい)
周辺の自然環境-飯田市の北西に高くそびえる風越山山麓の円悟沢に湧出している。
利用状況-飲用
イベント情報-5月~10月の日曜日・祝日(不定) 猿庫の泉保存会による野点がおこなわれる。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=42 より
ミネラルウォーターとしては販売されていないようですが、猿庫の泉の水を仕込み水に使った日本酒は複数の蔵元で造られています。こちらは、お取り寄せにも対応しているところもあり、ネットショッピングサイトにて購入できます。
*https://www.flair-water.jp/meisui/1648/#i-8 より
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