「鈴木酒造店」
合名会社鈴木酒造店[秀よし]
創業320余年・秀よしの歴史
鈴木酒造店の創業は江戸時代初期の元禄2年。伊勢の国(現在の三重県)から旧長野村(現在の大仙市長野)に移り住んだ鈴木松右衛門が、奥羽山脈の伏流水と、良質な米が豊富であるという理由からここでの酒造りを始めました。
宝暦年間、秋田藩内の酒蔵から名酒を久保田城下に集め、今でいう品評会が催されました。当時、「初嵐」の銘柄であった鈴木酒造店の酒を気に入られた秋田藩主佐竹公はその美味さを讃え、「秀でて良し」という意味から「ひでよし」の酒銘を授け、秋田佐竹藩の御用酒を務めて参りました。
現在も受けついできた技と心を大切に、品格ある大吟醸酒からスパークリング清酒などの新たなジャンルのものまで、丁寧で革新的な酒造りを続けています。
酒蔵の特徴
美しい奥羽の山並みから流れ下る清冽な水。日本有数の穀倉地帯・仙北平野の実り豊かな水田。この豊かな伏流水とこの地で生産された酒造好適米などを使い、秀よしの酒は造られています。
酒造りの方針は、『その地で育まれた食文化に合う日本酒』を造ることです。私が生まれ育ったこの地域で食される料理は、私の体や心を作り、味覚も作り上げました。ですから、「秀よし」が醸す酒はこの地の料理に合う酒でなければなりません。生産量の八割は地元で飲んでいただけるように心がけております。
また、江戸時代から精米歩合については気をつけており、先々代からも度々高精白を心がけることを教えられてきました。今も全量自家精米でキレの良いバランスの取れたお酒を生産しております。
酒蔵の特徴
代表を務める鈴木松右衛門氏にお話を伺いました。 「わたしたち鈴木酒造店は、秋田佐竹藩の御用酒蔵として愛されてきました。その挟持を忘れずに、お米の味を贅沢に表現し、仙北の地酒、秋田の地酒として食文化を未来に残せるよう、大事に守っていけたらと思います。
これから10年、20年、何十年と時が経過しても、秋田に『秀よし』があって良かったと思われるよう、社員一人ひとりの個性を生かしつつ努力していきたい。
そして、不易流行の精神で地元のお客様のために存在する酒蔵でありたい。
また『誰が、どこで、どのように造っているのか』を、常に蔵を開放することで知っていただき、お客様から信頼を得、更には酒蔵の歴史に触れることも楽しんでいただきたいと思っています。
これからも、日本酒と料理の出会いの喜びを楽しんで頂けると嬉しいですね」。
※代表プロフィール
秋田県酒造組合理事
秋田県酒造組合仙北支部長
元秋田県商工会青年部会長
代表社員 鈴木松右衛門氏
合名会社鈴木酒造店 大仙市長野字二日町9
*https://www.osake.or.jp/kuramoto/24suzuki.html より
代表銘柄
秀よし 純米大吟醸酒
パッケージをより高級かつスタイリッシュなものにリニューアルし、世界最高峰の評価を得たお酒にふさわしいものにいたしました。グラスから立ち上る食べ頃果実のような爽やかな吟醸の香りと、優しく広がる米の旨みを是非お楽しみ下さい。
原料米 / 山田錦、秋田酒こまち日本酒度 / +2.0酸度 / 1.2アルコール分 / 15度
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます