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<難読漢字-国名> 馬達加斯加

2023-06-20 07:23:00 | 難読漢字

 「馬達加斯加 マダガスカル」

 マダガスカル共和国、通称マダガスカルは、アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋にあるマダガスカル島および周辺の島々からなる島国。首都はアンタナナリボである。

 国名

 「聖ラウレンティウスの島」と載るオランダ国立図書館蔵オルテリウスの世界図(1571~1584年頃の手写本)。他方で同アフリカ図には「マダガスカル」と記載されており、”Hec insula ab incolis Madagascar ab Hispanis S. Laurentij”(マダガスカル人のこの島はヒスパニアには聖ラウレンティウスの島として知られる)との但し書きが読める。
 マダガスカル語によるマダガスカルの最も標準的なエンドニム(endonym; 自称詞、内名)は、Madagasikara [madaɡasʲˈkʲarə̥] である。これはエクソニム(exonym; 他称詞、外名)の Madagascar に由来する。このエクソニムは、13世紀の旅行者マルコ・ポーロの有名な旅行記に記載されている Madageiscar という地名から転訛したものである。ポーロ自身は Madageiscar に行ったことはなく、紅海の南にモガディシュという場所があると伝え聞いたにすぎないが、このときに耳で聞いた音を転写する際に誤りが生じた。さらにポーロはこの港を島であると勘違いしていた。ポーロの誤伝に基づく名前が普及するまでには、1500年の聖ラウレンティウス殉教の日(8月10日)に、ポルトガルの冒険者ディオゴ・ディアス(英語版)が海上からこの島を目視し(「上陸した」は誤り)、「サン・ロレンソ」(São Lourenço)と名付けたこともあった。しかしながら、ルネサンス期の世界図にはポーロの誤伝に基づく名前の方が好まれ、普及した。

 島の住民がこの島全体を指して呼ぶ呼び名で Madagasikara より古い言葉は存在しないが、自分たちが居住する地域を越えない範囲でその土地の呼び名を持っていた民族グループは存在する。また、マダガスカル語で「先祖の土地」を意味する「タニンヂャザナ」はマダガスカルに対する美称として好んで用いられている。フランス語でマダガスカルを指す言葉として Malgache もある。日常的には「大きい島」を意味する la Grande Île も極めてよく使われる。

 言語事情

 マダガスカル語は言語学上、マレー・ポリネシア語派に属し、おおむねマダガスカル島全域で話されている。無数の方言があるが、一般的に相互理解が可能である。方言クラスターは、東部方言と西部方言の2つに分けることができる。東部方言は東部森林地帯と中央高地で話され、アンタナナリボのメリナ方言が含まれる。西部方言は西部の沿岸平野部全域で話される。フランス語は植民地期に行政機関などの公用語となった。独立後最初の憲法、1958年憲法ではマダガスカル語とフランス語が共和国の公用語に指定された。マダガスカルはフランコフォン国家であり、フランス語はほとんどの場合、教育を受けた人々の間で第二言語として話されている。一方、国際的なコミュニケーションをとるためにも利用されている。

 1992年憲法には公用語についての言及はないが、マダガスカル語は国語として認知されている。だが、多くの文献にマダガスカル語およびフランス語が公用語であると記載され続けているため、ある市民が2000年4月に、フランス語のみによる公用文書の発行は違憲であるとする訴訟手続きを国家に対して行った。高等憲法裁判所は判決の中で、言語に関する法律が存在しない現状においては、フランス語が今なお公用語の側面を有する旨を判示した。

 2007年憲法においては、マダガスカル語が国語の地位を保っている一方で公用語概念が再導入され、マダガスカル語、フランス語、英語の3言語が公用語と規定された。その後、2010年11月に実施された憲法に関する国民投票の結果、英語を公用語とする旨の規定は憲法から削除された。しかしながら、暫定政府により実施されたこの国民投票には透明性が欠けており投票から疎外された者もいるとして、国民投票の結果およびこれに基づく政府の公用語および国語政策を認めない政治勢力もある。

 マダガスカルの聾者が用いるマダガスカル手話は、1960年代にアンツィラベにマダガスカルにおいて初めての聾学校が設立された際に設立を支援したノルウェーから多数の教師が赴いたため、ノルウェー手話から多くの手話単語を取り込んだとみられる。マダガスカル語には語順と関係規定詞によって示される焦点(あるいは態)に関する文法上の特徴があるが、この特徴はマダガスカル手話にほとんど引き継がれていない。そのほかにも音声言語との差異が明瞭である点がいくつか観察されている。

*Wikipedia より

 マダガスカル語

 「こんにちは」
 Manao ahoana(マナオナ)
 Salama(サラーマ)
 Akory(アクーリ)
 Miarahaba(ミヤラハバ)

 「おはようございます」/「こんばんは」
 Manao ahoana(マナオーナ)

 「さようなら」
 Veloma tompoko(フェルマトプコ)

 「はい」
 eny(イェニー)

 「いいえ」
 tsia(ツィア)
 「わかりました」
 OK(オケーィ)

 「ありがとう」
 Misaotra(ミサオtャ)

 「どういたしまして」
 Tsisy fisaorana(ティフスィサオラナ)

 「(呼びかける時)すみません」
 Tsisy fisaorana(マナオサファティ)

*https://www.oooh.jp/magazine/glossary_madagascar/ より


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